本記事では、改良メダカのアルビノマリアージュについて解説します。
目次
概要
白体色でアルビノ、体外光、ロングフィン、フサヒレの形質を持つメダカです。
白体色、アルビノ、体外光、ロングフィン、フサヒレは次の記事にまとめました。
品種名・通称
品種名 | 品種名 | 白アルビノ体外光ロングフィンフサヒレメダカ |
形質補足 | ||
共通補足 | 一周光 | |
通称 | アルビノマリアージュ | |
様々な呼び名 |
作出情報
作出年 | – |
作出者 | – |
メダカナンバー(管理番号)
種類No. | 品種No. | 固定品種No. |
0841 | 0810 | – |
固定率
–
説明
マリアージュロングフィンをアルビノに改良したメダカです。
アルビノになることで黒色素胞が減少して青体色から白体色になります。
アルビノになってもマリアージュのヒレ光とロングフィンは表現されています。
マリアージュロングフィンについて
文:タカ
マリアージュロングフィンは愛媛県の垂水さんが「鱗光ロングフィン(垂水ロングフィン)×モルフォ」の交配で作出されたメダカです。
特徴は背ビレと尻ビレが伸長し、白いフサフサになっていること。
当店ではスタッフの共通用語として「フサヒレ」と呼んだりしています。
※「フサヒレ」は「日本メダカ協会公式ガイドライン 改良メダカ品種分類マニュアル」に定められています。
このフサヒレは、伸長したヒレの軟条部分が分岐し、そこにグアニン(ヒレ光)が集まることで赤い丸部分のようなフサフサの表現をしています。
フサヒレ自体は2019年に垂水さんがすでに作出されており、垂水ロングフィンという系統名で流通しています。
その垂水ロングフィンとモルフォを交配したことでフサヒレがより表現を増し、また遺伝率も高くなりました。
その相性の良さから「マリアージュ」(※相性の良い組み合わせみたいなニュアンス)という名前をつけられたそうです。
マリアージュロングフィンは環境要因(飼育環境)で仕上がりが左右されるメダカです。
垂水さんのメダカを販売している方のブログによると、
水温は28℃以上でゆとりある飼育がオススメ。
13リットルに5匹程度が良い。
容器の色も、白容器、または透明容器が好ましい。
とのことです。
この条件を揃えればすべてフサヒレになるわけではないですが、なるべく上記の飼育環境に近づけた方が、よりマリアージュロングフィンを楽しめると思います。
作出の経緯
飼育のポイント
基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。
全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
普通種の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
類似するメダカ
マリアージュロングフィン(青体外光ロングフィンフサヒレメダカ)
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参考資料
書籍
「改良メダカ大図鑑 100年メダカ 2023 vol.20」
日本メダカ協会公式ガイドライン 改良メダカ 品種分類マニュアル(第3版、2023年3月刊)
「目高新聞 第252回 2021年No.19」, めだかの館 刊
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