本記事では、マリアージュロングフィンについて紹介します。
はじめに
交配中のメダカや最新のメダカについて、不定期で紹介していこうと思います。
交配や累代が進み、固定率が安定した後には、メダカナンバーをつけて改良メダカWEB図鑑に登録していこうかと思います。
マリアージュロングフィン
文:タカ
マリアージュロングフィンは愛媛県の垂水さんが「鱗光ロングフィン(垂水ロングフィン)×モルフォ」の交配で作出されたメダカです。
特徴は背ビレと尻ビレが伸長し、白いフサフサになっていること。
当店ではスタッフの共通用語として「フサヒレ」と呼んだりしています。
※「フサヒレ」は一般的な専門用語ではないのでご注意くださいm(_ _)m
このフサヒレは、伸長したヒレの軟条部分が分岐し、そこにグアニン(ヒレ光)が集まることで赤い丸部分のようなフサフサの表現をしています。
フサヒレ自体は2019年に垂水さんがすでに作出されており、垂水ロングフィンという系統名で流通しています。
その垂水ロングフィンとモルフォを交配したことでフサヒレがより表現を増し、また遺伝率も高くなりました。
その相性の良さから「マリアージュ」(※相性の良い組み合わせみたいなニュアンス)という名前をつけられたそうです。
マリアージュロングフィンは環境要因(飼育環境)で仕上がりが左右されるメダカです。
垂水さんのメダカを販売している方のブログによると、
水温は28℃以上でゆとりある飼育がオススメ。
13リットルに5匹程度が良い。
容器の色も、白容器、または透明容器が好ましい。
とのことです。
この条件を揃えればすべてフサヒレになるわけではないですが、なるべく上記の飼育環境に近づけた方が、よりマリアージュロングフィンを楽しめると思います。
ギャラリー
購入するには
通称でさがす
参考資料
「目高新聞 第252回 2021年No.19」, めだかの館 刊