改良メダカのメダカナンバー(Medaka No.)について

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メダカナンバー(Medaka No.)とは、毎年のように新種が作出される改良メダカの種類を整理するために改良メダカ1種類ごとにつけられた番号です。

概要

メダカナンバーとは、学術名のついていないニホンメダカ(Oryzias latipes)を分類及び整理するための番号です。

市場等に出回るメダカを整理しやすいように、初心者がハウスネームなどで混乱しないように、流行りの過ぎた古い品種も歴史に残すように、その様な想いから2021年から採番をはじめました。

メダカナンバーの種類

メダカナンバーの種類は「種類No.」「品種No.」「固定品種No.」の3つがあります

種  類No. = 系統+品種+固定品種
品  種No. =   +品種+固定品種
固定品種No. =       固定品種

種類No.の数が最も多く(600種類以上!)、品種、固定品種(150程度)の順に貴重で少なくなります。

系統、品種、固定品種の違いは、本記事の後ろの方にて解説しています。

その他

  • 記事名名アイキャッチ画像に記載している番号は、種類No.です。
  • メダカは何種類いるの? の回答は種類No.数(600以上)になります。
  • メダカの品種は何種類いるの?  の回答は品種No.数(600弱?)になります。

また、メダカナンバーとは別に、日本メダカ協会にて新種認定されたメダカにも登録順に番号がついていますので、本サイトでは紹介しています。

種類ナンバー

種類ナンバー(系統+品種+固定品種)一覧表(現在作成中)はこちら

品種ナンバー

品種ナンバー(品種+固定品種)一覧表(現在作成中)はこちら

固定品種ナンバー

固定品種ナンバー一覧表はこちら

日本メダカ協会新種認定番号

日本メダカ協会新種認定メダカ一覧表はこちら

系統と品種と固定品種の違い

それぞれの用語の詳しい違いはこちらの記事にまとめています。

系統 目的(選抜基準)を持って累代繁殖した血統群
品種 ニホンメダカの中で、特徴が異なるグループ。種をさらに細かく分類したグループ。
固定品種 品種の中で、固定率30%以上のメダカ。

 

系統、品種、固定品種は、外観の珍しさ固定率(遺伝率)によって区別(判別)できます。

 

外観の珍しさと固定率にはそれぞれ4段階のレベルがあります。

これらのレベルによって、系統・品種・固定品種を判別しています。

メダカナンバーの注意点

メダカナンバーは、改良メダカの種類を整理することを目的として、めだかの館が提案するものです。当店が過去に発刊してきた書籍を基に、2021年7月時点で判明しているメダカをまとめて番号を付与したものです。

種類、品種、固定品種No.という3種類に分けた理由

メダカナンバーという一つの管理番号だけでよさそうなのに、なぜさらに3種類の番号に分けたのか?その理由は、改良メダカの進歩が目覚ましく、一つの番号では整理が困難だからです。

元々、当店では2012年に固定品種による整理方法を考案し、2012年3月から現在に至るまで番号を付与し管理をしています。2012年時点で58種類だったものが、現在(2021年4月時点)では150種類を認定するに至りました。この取り組みは、メダカ百華創刊号でも取り上げられており、メダカ百華創刊号および第2号でJMナンバーとして掲載されています。

2004年に楊貴妃メダカが知られるようになってから、8年という歳月が過ぎた。その後の8年間、改良メダカの世界は、実に多くの品種を作り出してきた。それに伴って、メダカを繁殖して楽しまれる愛好家も増大し、日本全国で、日々、新たな表現型を持ったメダカが作られるまでになっている。それと同時に、インターネットやオークションを通じて、改良メダカが電波のように日本中を飛び交って流通するようになり、品種名というか、造語的な名称も見られるようになってきている。

今年の3月、改良メダカの多くを世に送り出してこられた『めだかの館』の大場幸雄氏が、30%以上の固定化が確認できた品種にナンバーを振って整理する方法を唱えられた。その大場氏が提唱したナンバーを日本のスタンダードにして、整理していくことを本誌では唱えたいと思ったのである。『めだかの館』由来ではない品種も含めて、一度、整理してみたのでご覧頂きたい。

出典 メダカ百華 創刊号, p.58, 2012年, 株式会社ピーシーズ

広島の『めだかの館』では、毎年、メダカカタログを刊行されておられる。2012年度版では、280品種、タイプのメダカが掲載されており、『めだかの館』の大場幸雄氏が遺伝的な固定率をノートに記されていたのが、ここで紹介した58品種だったのである。『めだかの館』では日々、新たな交配が試みられており、そこから分離してくるものをさらに選別して新たな品種を作る作業を行っているため、2012年12月現在で、ラメ幹之メダカなど魅力的な新品種が作出されている。

今後、このJW.ナンバーは100以上になることが確実で、そのJ.W.ナンバーの継続分に関しては、また本誌第二号などで紹介していく予定である。また、このナンバーを通じて交配記録等も蓄積させていくつもりである。

出典 メダカ百華 創刊号, p.84, 2012年, 株式会社ピーシーズ

しかし、固定品種の基準である「固定率30%以上」に達しなくとも、著名なメダカが多く作出され、結果として固定率30%以下の品種についても整理する必要が生じました。

固定率30%以下でも、既存品種と明確な違いがあるメダカを「品種」とし、この品種をまとめたのが「品種ナンバー」です。

さらに、近年では同一品種内でも飼育ブリーダーによるメダカの違い(=系統)を重視するようになってきました。この流れに対応するため、1品種内に複数の系統番号を付与することにし、系統から固定品種すべてをまとめて「種類ナンバー」と整理しました。

このように、改良メダカの進歩に対応して、管理番号も変化させた結果。3つの管理番号が必要だと判断しました。

番号順イコール作出順でなはい

本来であれば作出年順に番号を付与したかったのですが、整理したメダカの種類数は700種類近く、すべてのメダカの作出年を明確にすることができなかったため、作出順に番号を付与することはできませんでした。

今後発見される新種メダカについては、その都度番号を付与し、本サイトにて紹介していく予定です。

参考資料

2021年度版「100年メダカ ~改良メダカ大図鑑~ vol.18」

メダカ百華 創刊号, 2012年, 株式会社ピーシーズ