武蔵丸(ピュアブラック黄金ダルマメダカ)とは 改良メダカWEB図鑑No.0452

ブラック

本記事では、改良メダカの武蔵丸(むさしまる)、ピュアブラック黄金ダルマメダカについて解説します。

概要


ブラック体色(ブラック黄金体色)でスモールアイの形質を持つダルマ体型のメダカです。ピュアブラック黄金ダルマメダカと武蔵丸は、どちらもニックネームです。

ブラック体色(ブラック黄金体色)、スモールアイは次の記事にまとめました。

品種名・通称

品種名 品種名 ブラックスモールアイダルマメダカ
形質補足 ブラック(ヒレ黄)
共通補足  
通称 武蔵丸(むさしまる)、ピュアブラック黄金ダルマメダカ
様々な呼び名  

作出情報

作出年 2003年
作出者 大場幸雄

メダカナンバー(管理番号)

種類No. 品種No. 固定品種No.
0452 0433

固定率

説明

ブラック体色(ブラック黄金)でスモールアイの形質を持つダルマ体型のメダカです。

ピュアブラック黄金ダルマメダカのニックネームです。体色が黒く、ヒレや腹部が黄金色体になる「ブラック黄金体色」の語源になったメダカでもあります。ピュアブラックメダカ同様に遺伝率が低く、作出から十数年経過した現在も固定化されていないため大変貴重なメダカです。ピュアブラックメダカよりもさらに出現陸は低く、飼育や繁殖は上級者向きです。

元々は、

品種名:ピュアブラック黄金ダルマメダカ
ニックネーム:武蔵丸

でしたが、2020年に日本メダカ協会から発表された「品種分類マニュアル」の分類に従って、現在ででは

品種名:ブラックスモールアイダルマメダカ
形質補足:ブラック(ヒレ黄)
ニックネーム:武蔵丸 、 ピュアブラック黄金ダルマメダカ

と整理しています。

本来メダカは保護色機能により、周囲の色彩に合わせて体色を変化させますが、ピュアブラックメダカは瞳孔が小さいため、周りの環境を確認することができずに白の水槽でも黒い体色を保ち続けます。

瞳孔が小さい影響で、他のメダカに比べ少しデリケートな部分があり、ピュアブラックメダカ同士の交配においても、純黒のピュアブラックメダカが産まれてくる可能性は高くありません。作出から18年経った今でも、飼育・繁殖共に上級者向けの品種です。

引用 「2019年度版 最新メダカカタログ 」p.38,  2019年 刊, めだかの館 著

スモールアイは、瞳孔が非常に小さく視力が弱いため、保護色機能による体色の変化が少ないことが特徴です。2001年にピュアブラックメダカ(ブラックスモールアイメダカ)が作出され、現在の改良品種メダカの原点となるメダカ達と交配させていることから、どのメダカからもスモールアイが産まれる可能性があります。

固定率が低く、非常に希少な品種です。また、視力が弱い為飼育難易度は高く、しっかりとしたエサやりなどが必要です。

スモールアイ品種の一種に片目スモールアイがあります。二つある目のうち、片方がスモールアイ、もう片方が普通目で、決して可愛いメダカではないですが、スモールアイを作出する上では重要なメダカです。スモールアイ同士を掛け合わせてもなかなか産まれることがないスモールアイ品種。たとえ片方の目だけがスモールアイだとしても、そのメダカの持つ”スモールアイの遺伝子”は、普通の兄弟メダカより何十倍も重要です。

黒目の部分が著しく萎縮したもので、視力が非常に弱いため保護色機能が弱く、濃い体色をしている場合が多い。

(中略)

遺伝率は低いが、累代繁殖を続けたり、戻し交配をすることで比率を高めることはできる。

引用 「メダカ品種図鑑Ⅱ」p.140 ,2020年 刊, 森文俊 著

作出の経緯

ピュアブラックの作出過程で産まれました。

ピュアブラックメダカの作出経緯はコチラの記事にまとめました。

飼育のポイント

基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。

 

全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。

ヒカリ体型の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。

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ギャラリー

写真

参考資料

書籍

2021年度版「100年メダカ ~改良メダカ大図鑑~ vol.18」

「2019年度版 最新メダカカタログ 」,  2019年 刊, めだかの館 著

「メダカ大図鑑」, 2015年 刊, めだかの館 著

「メダカ品種図鑑Ⅱ」,2020年 刊, 森文俊 著

その他資料

ブラックメダカの進化の歴史

最初に作出されたブラック体色のメダカは,2001年にめだかの館で作出された「ピュアブラックメダカ」です。

ピュアブラックメダカの目はスモールアイであるため背地反応しないという特徴を持ち,結果として黒体色を発現しています。

次に作出されたブラック体色のメダカは,2009年に作出された「小川ブラック」です。

茶体色の中でも黄色素が少なく,黒色素が多いパープルブルーの中からさらに黒色素胞の多い個体を選抜したことで,普通目でも背地反応しないブラック体色が産まれました。