本記事では、改良メダカのヒカリ体型の選別ポイントについて解説します。
各体型共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
ヒカリ体型
尾ビレがひし形となり、背ビレはしりビレと同じ形をしているのがヒカリ体型です。背骨を中心に、上下対称となっているため、このような尾ビレや背ビレをしています。
また「ヒカリ」の語源となったのは、腹部に集まっている虹色素胞が背中に転移したことで、上から見ると光る事から「ヒカリ体型」と名づけられました。
現在では、背中に光のないヒカリ体型も存在するため、尾ビレと背ビレを見て判断します。ヒカリ体型同士の交配では、99%ヒカリ体型が産まれるため、初心者でも安心して交配を楽しめます。
また、骨曲りの個体が多いのも特徴の一つです。
ヒカリ体型の解説はこちらの記事にまとめています。
ヒカリ体型の選別ポイント
①背ビレとしりビレが同じ大きさ
ヒカリ体型は背骨を中心に対称であることが特徴なので、背ビレとしりビレの大きさがなるべく揃っている方が良いです。しりビレが小さくなることはありませんが、背ビレが小さくなりやすいので、背ビレの大きさに注意しましょう。
②尾ビレの中心が真ん中
①と同様に上下が対称であると美しいので、尾ビレの中心がヒレの真ん中に来ている個体を選びます。尾ビレの上部の幅が短くなる個体は選ばないようにしましょう。
③尾ビレの先端が分かれていない
ヒカリ体型の尾ビレは2枚で構成されているため、ヒレの先が分かれやすいです。先端が分かれず、綺麗な菱形の尾ビレをしている個体を選びましょう。
Point!尾ビレ普通種に注意
尾ビレ普通種とは、ヒカリ体型の尾ビレが普通種体型の尾ビレに変化したメダカです。ヒカリ体型の条件は、“尾ビレが菱形である”ことが含まれるため、品評会の審査では減点の対象になります。別記事の“ヒカリダルマ体型”にも、尾ビレ普通種が産まれますので、選別の際には注意してください。
おわりに
いかがだったでしょうか。
普通種体型のポイントも抑えつつ、各体型共通のポイントも抑えることでよりよい選別が可能になりますので、ぜひご確認ください。
共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。