透明鱗三色 丹頂(白朱赤透明鱗斑)とは 改良メダカWEB図鑑No.0166

白朱赤

本記事では、改良メダカの透明鱗三色 丹頂(とうめいしんさんしょく たんちょう)について解説します。

概要


白と朱赤の2色で透明鱗と斑の形質を持つメダカです。透明鱗三色の一系統です。

白体色、朱赤体色、透明鱗、斑は次の記事にまとめました。

品種名・通称

品種名 品種名 白朱赤透明鱗斑メダカ
形質補足
共通補足
通称 透明鱗三色 丹頂(とうめいりんさんしょく たんちょう)
様々な呼び名 三色メダカ、透明鱗三色、楊貴妃透明鱗錦、3色錦

作出情報

作出年 2012年
作出者

管理番号

種類No. 品種No. 固定品種No.
0166 0154

固定率

説明

2012年に作出。楊貴妃透明鱗メダカに斑(黒斑)が加わり、錦鯉のような三色柄をしているメダカです。

透明鱗の色抜けの特徴を活かした朱赤と白の2色、そこに斑を加えて三色柄となっています。

色の抜け方や斑の一がランダムなため、好きな柄を選別して自分好みの三色がらを作る楽しみがあります。

更紗(さらさ)と丹頂(たんちょう)について
両方ともメダカの柄を指す言葉です。

更紗:紅白が入り混じっている柄

丹頂:頭部に朱赤が入り体が白体色の柄

楊貴妃透明鱗メダカに錦(黒斑)が追加された品種です。琥珀透明鱗錦メダカとは違い、朱赤色を中心に交配してきたため、楊貴妃メダカのような朱赤の色になりました。

人の目を引き付ける朱赤体色に黒斑はよく映え体を黒背景の上見で確認した時には錦鯉のようにとても綺麗なメダカになります。また、色抜けにより体色が朱赤、黒、白になる3色個体が存在します。

楊貴妃透明鱗錦メダカは同じ柄の個体が存在することはなく、綺麗柄の個体を作出するという、新たな楽しみを教えてくれました。

出典 「2019年度版 最新メダカカタログ」p.20/  めだかの館 著/ 2019年

作出の経緯

 

飼育のポイント

基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。

 

全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。

普通種の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。

類似するメダカ

透明鱗三色 更紗(さらさ)

透明鱗三色でも、朱赤が現れる位置によって「更紗(さらさ)」と「丹頂(たんちょう)」に分けています。頭部にのみ朱赤が現れるのが丹頂です。

透明鱗三色 更紗

透明鱗三色 丹頂

非透明鱗三色

ギャラリー

写真

 

参考資料

書籍

2021年度版「100年メダカ ~改良メダカ大図鑑~ vol.18」

「2019年度版 最新メダカカタログ」 めだかの館 著/ 2019年

その他資料