透明鱗紅白出目 丹頂(とうめいりんこうはくでめ たんちょう)とは 改良メダカWEB図鑑No.0548

メダカの品種

本記事では、改良メダカの透明鱗紅白出目 丹頂(とうめいりんこうはくでめ たんちょう)について解説します。

概要


白体色、朱赤体色の2色で透明鱗、出目の形質を持つメダカです。

白体色、朱赤体色、透明鱗、出目は次の記事にまとめました。

品種名・通称

品種名 品種名 白朱赤透明鱗出目メダカ
形質補足  
共通補足  
通称 透明鱗紅白出目 丹頂(とうめいりんこうはくでめ たんちょう)
様々な呼び名  

作出情報

作出年
作出者

メダカナンバー(管理番号)

種類No. 品種No. 固定品種No.
0548 0528

固定率

説明

白体色、朱赤体色の2色で透明鱗、出目の形質を持つメダカです。

更紗(さらさ)と丹頂(たんちょう)について
両方ともメダカの柄を指す言葉です。

更紗:紅白が入り混じっている柄

丹頂:頭部に朱赤が入り体が白体色の柄

朱赤模様の入り方で印象は大きく変わり、赤と白が様々入り方をする”更紗”と呼ばれるタイプや頭部のみに朱赤が入る”丹頂”と呼ばれるタイプなどがある。特に”更紗”は二匹として同じ模様がいないほど1匹ずつの個性が出るので、気に入った個体を探す楽しみがある。一方、”丹頂”と呼ばれるタイプは、紅白の色合いでは最終的な姿で、”丹頂”同士の交配から再び”更紗”タイプが出来ることはほとんどない。繁殖させる時には、なるべく”丹頂” タイプは用いないようにして、朱赤色の部位が多い “更紗” タイプを種親に使うようにしたい。

この紅白と呼ばれるタイプのブチメダカが透明鱗三色ばれる品種になる。そのため、「透明鱗三色同士の交配からもこの透明鱗紅白タイプが出現することは普通である。

出典 「メダカ品種図鑑」p.112 ,2018年 刊, 森文俊 著

出目メダカは2006年に大野氏が作出しました。頭蓋骨の変形により目から口までの距離が短く、両目が飛び出しているおり、とても可愛らしくひょうきんな顔立ちのメダカです。目の出方には個体差があり、横に出ている個体や上に向けて出ている個体など、その表情は様々です。

目から口までの長さが短く、両目が横に出ているのが特徴だが、これは元々は頭蓋骨の変形が遺伝しているものである。メダカの骨格は例えば、脊椎骨の曲がりなども子孫に遺伝することが解っており、この頭蓋骨の形状もしっかりと子孫に遺伝するようである。出目メダカ同士の交配で60〜70%の高率で出目性が遺伝するとされる。2006年の作出時にはダルマ体形の出目も出現しており、その後、光体形でも出目メダカが作られた。口先の短いその独特なキャラクターはなんともいえないものがあり、人気も高い。

引用 「メダカ品種図鑑Ⅱ」p.152 ,2020年 刊, 森文俊 著

作出の経緯

 

飼育のポイント

基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。

 

全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。

普通種の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。

類似するメダカ

透明鱗紅白 丹頂

ギャラリー

写真

参考資料

書籍

2021年度版「100年メダカ ~改良メダカ大図鑑~ vol.18」

「2019年度版 最新メダカカタログ 」,  2019年 刊, めだかの館 著

「メダカ品種図鑑Ⅱ」,2020年 刊, 森文俊 著

その他資料