本記事では、改良メダカのブラック透明鱗メダカについて解説します。
目次
概要
ブラック体色(背地反応なし)で透明鱗の形質(特徴)を持つメダカです。
ブラック体色、透明鱗は次の記事にまとめました。
品種名・通称
品種名 | 品種名 | ブラック透明鱗メダカ |
形質補足 | – | |
共通補足 | 背地反応無し | |
通称 | ブラック透明鱗メダカ | |
様々な呼び名 | 黒龍 |
作出情報
作出年 | 2014年 |
作出者 | 川上富美代 |
管理番号
種類No. | 品種No. | 固定品種No. |
0094 | 0083 | – |
固定率
–
説明
2014年に川上氏が作出。普通目で背地反応しないブラックメダカに透明鱗を遺伝させたメダカです。透明鱗性を活かした色抜けなどがないため、見た目的にブラックメダカとの違いはほとんどありません。透明鱗性の品種を黒くしたい場合に純なブラック透明鱗メダカが重宝します。
透明鱗はエラ蓋部分赤くなる(以下赤エラ)形質です。エラ蓋部分の虹色素胞がなくなりで血液が透けて見えることで赤く見えます。
透明鱗の特徴は赤エラだけでなく、体色がやや透明になる、ヒレに色がのる、体色が部分的に色抜けするなどがあります。透明鱗と比較しやすいように透明鱗でないメダカのことを「普通鱗」と呼びます。
作出の経緯
飼育のポイント
室外で陽の光を浴びさせてあげることで黒の質が良くなります。選別は白い水槽に1日入れてから黒を保っている個体から選びましょう。
基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。
全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
普通種の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
類似するメダカ
ブラックメダカ
ブラック黄金透明鱗
黒龍
ブラック透明鱗の販売名として使用されることがあるようである。正式な読み方はわからない。
参考 「メダカ品種図鑑Ⅱ 改良メダカ・カタログ352」株式会社ピーシーズ
ギャラリー
写真
動画
参考資料
書籍
2021年度版「100年メダカ ~改良メダカ大図鑑~ vol.18」
「メダカ品種図鑑Ⅱ 改良メダカ・カタログ352」株式会社ピーシーズ