本記事では、改良メダカの紅薊(べにあざみ)リアルロングフィンについて解説します。
目次
概要
朱赤透明鱗ブラックリムリアルロングフィンヒカリメダカのニックネームの一つです。
朱赤体色、透明鱗、ブラックリム、リアルロングフィンの特徴はこちらの記事にまとめています。
品種名・通称
品種名 | 品種名 | 朱赤透明鱗ブラックリムリアルロングフィンメダカ |
形質補足 | – | |
共通補足 | ヒレ美 | |
通称 | 紅薊(べにあざみ)リアルロングフィン | |
様々な呼び名 |
作出情報
作出年 | – |
作出者 | – |
メダカナンバー(管理番号)
種類No. | 品種No. | 固定品種No. |
0911 | 0880 | – |
固定率
–
説明
朱赤透明鱗ブラックリムヒカリ「紅薊」をリアルロングフィンに改良した品種です。
紅薊の魅力である朱赤のヒレ美がリアルロングフィン化することでより派手な表現となっています。
掲載写真(2023年)の系統は紅薊に紅リアルロングフィンを交配して生まれてくるリアルロングフィン個体に紅薊を再度交配する方法で作出しました。
リアルロングフィンの交配はF1からリアルロングフィンが遺伝する特徴を活かして改良を進められるので他の形質と比べて結果が早く確認できることが多いです。
紅薊(べにあざみ)
紅薊同士の交配で、透明鱗性と半透明鱗性の個体が生まれます。半透明鱗性では色が薄くなるので、選別の際には透明鱗性の個体を優先します。半透明鱗性を選ぶと別ページの乙姫になります。
品種名は「朱赤透明鱗ブラックリムヒカリメダカ」です。
めちゃめちゃ型が良いですね。
順当な「紅薊」って感じがします。
それじゃあ深堀りにもなっていないので。。
どこを見ているのか。
まずは、頭の朱赤色。
黒が強すぎて茶色になることや、そもそも色が薄いケースがあります。
次に、体のブラックリムの黒さ。
ブラックリムの強さによって、紅薊の印象は大きく変わります。
最後に、ヒレ美(ヒレに色がある特徴)です。
ここが一番重要かもしれません。
朱赤とブラックリムは品種名に表示されているように、
紅薊には絶対に必要な要素です。
ヒレ美は必須事項ではないのですが、
紅薊を語る上で、ヒレ美を外すことはできません。
体色が薄くてもヒレに綺麗な色があれば、
それなりに美しい個体となります。
紅薊を見る時には、ヒレに注目して見てください。引用 100年メダカ 第四章 〜めだかの館のブログ〜(https://medakanoyakata.muragon.com/entry/655.html)
大人気品種“紅薊(べにあざみ)”を群泳で撮影しました。めっちゃかっこいいです!メダカを初めて間もない方からは「古代魚みたい!」と言われることがよくあります。ブラックリム特有の鱗一枚一枚にのる黒色素が、重厚感のある雰囲気を醸し出しているのかもしれません。紅薊の選別する際に朱赤やブラックリムを見がちですが、いちばん大事なのは“透明鱗”の有無です。紅薊同士の交配からは、透明鱗と半透明鱗の個体が産まれてきます。半透明鱗の個体を種親に選ぶと朱赤が薄れてしますので必ず透明鱗になっている個体を選んでください。かんたんな見分け方はエラ蓋が赤くなっている個体が透明鱗です。
(品種名、文 タカ)朱赤とブラックリムが良く表現された個体を集めてた群泳写真です。
ブラックリムの表現の個体差を見比べることができます。
固定化された品種でも個体ごとに違う特徴があるので、自分好みの特徴を選別することで理想のめだかを仕上げることができます。
(写真、文 和田)引用 100年メダカ 第四章 〜めだかの館のブログ〜(https://medakanoyakata.muragon.com/entry/852.html)
作出の経緯
飼育のポイント
基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。
全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
ヒカリ体型の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
類似するメダカ
紅薊(べにあざみ)
白姫(はくひめ)
琴姫(ことひめ)
乙姫(おとひめ)
ギャラリー
写真
動画(紅薊)
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参考資料
書籍
「改良メダカ大図鑑 100年メダカ 2023 vol.20」