本記事では、改良メダカの茶パンダ(ちゃぱんだ)について解説します。
目次
概要
茶体色でパンダの形質を持つメダカです。
茶体色、パンダは次の記事にまとめました。
品種名・通称
品種名 | 品種名 | 茶パンダメダカ |
形質補足 | ||
共通補足 | ||
通称 | 茶パンダ(ちゃぱんだ) | |
様々な呼び名 | 茶強透明鱗メダカ |
作出情報
作出年 | – |
作出者 | – |
メダカナンバー(管理番号)
種類No. | 品種No. | 固定品種No. |
0602 | 0582 | – |
固定率
–
説明
茶体色でパンダの形質を持つメダカです。
目と腹部の虹色素胞が欠如し黒く見えるメダカです。白体色で黒い目をしている姿からパンダを連想し、この名前が付けられたと言われています。パンダは遺伝率が高く、一度他種との交配するとパンダの形質を抜くことが非常に難しくなります。なのでパンダ系統の中だけで交配を楽しむ方法をオススメしています。
パンダにはランクがあり、パンダ(目の色真っ黒)と、パンダF1(上見だとパンダ、横見だと黒が少なく普通目に近い)があります。
上見ではわからないのだが、パンダメダカは横見で観察すると個体によって目の黒さが異なる。横見で、目が70%以上黒で覆われている場合が「パンダ」、それ以下は「パンダF1」と区別される。ただし、どちらもパンダメダカであり、厳密に呼び分けているわけではない。種親として個体選びをする
際の判断材料として、横から観察して黒目の善し悪しをチェックするとよいだろう。「日本メダカの飼育と繁殖」p.34, 2015年 刊, 大場幸雄 著
黒色素胞と虹色素胞が欠如した内臓、鰾(うきぶくろ)までが透けて見えるメダカである。「パンダ」という呼称は日本人には非常に人気が高く、透明鱗メダカと “パンダ”メダ力を混同している場合が多い。本書では、”パンダ”メダカについて「強透明鱗」と呼ぶことにした。
引用 「メダカ品種図鑑Ⅱ」p.116 ,2020年 刊, 森文俊 著
作出の経緯
飼育のポイント
基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。
全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
普通種の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
類似するメダカ
茶メダカ
茶透明鱗メダカ
透明鱗とパンダ(強透明鱗)の関係
引用 日本メダカ協会公式ガイドライン 改良メダカ品種分類マニュアル p.60
ギャラリー
写真
参考資料
書籍
2021年度版「100年メダカ ~改良メダカ大図鑑~ vol.18」
「2019年度版 最新メダカカタログ 」, 2019年 刊, めだかの館 著
「日本メダカの飼育と繁殖」, 2015年 刊, 大場幸雄 著
「メダカ品種図鑑Ⅱ」,2020年 刊, 森文俊 著
「日本メダカ協会公式ガイドライン 改良メダカ品種分類マニュアル」 ,2020年, 日本メダカ協会 著