本記事では、改良メダカの楊30(ようさんじゅう)について解説します。
目次
概要
島根県に住む寺井道典さんが楊貴妃が作出された当初から累代繁殖している純系の楊貴妃メダカです。楊貴妃メダカの一系統の名前です。
品種名・通称
品種名 | 品種名 | 朱赤メダカ |
形質補足 | – | |
共通補足 | – | |
通称 | 楊30(ようさんじゅう) | |
様々な呼び名 | – |
作出情報
作出年 | – |
作出者 | 寺井道典 |
メダカナンバー(管理番号)
種類No. | 品種No. | 固定品種No. |
0005 | 0001 |
固定率
99%以上
説明
2004年に作出された楊貴妃をリリース当初から現在まで累代繁殖している純系の楊貴妃です。島根県に住む寺井さんの厳選された選別によって累代繁殖が行われています。そのため作出された当時(2004年)から変わらない姿を保ち続けている希少な系統です。
作出の経緯
琥珀メダカから産まれた子供の中に、1匹の朱赤体色の個体(メス)を発見。その1匹の朱赤メダカをもとに朱赤体色を固定化したのが楊貴妃メダカです。
飼育のポイント
まず付加してからある程度の大きさになるまでほぼ水換えはしません。基本的には足し水を繰り返しグリーンウォーターで飼育します。種親選別は春に行います。前年に飼育してきた数個の水槽の中から1番色上がりしている水槽を選択して、すべて掬い上げてから上見と横見のチェックをします。ここで注意しているのが楊30の特徴をしっかり表現している個体を選別することです。体色だけでの選別はしません。もちろん体色は最も重要視していますが、それだけを選別していると本来楊30が持っている他の良い要素が必ず崩れます。まず上から色合いを見て、横からも色合いを確認。そこから本来楊30がもっている体型、ヒレの大きさ、そして全体がバランスのとれた体格をしているかを確認しながら種親を選びます。
基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。
全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
普通種の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
類似するメダカ
楊貴妃
楊30は楊貴妃の1系統の名前です。
紅帝(こうてい)
紅帝は広島県の瀬尾さんが作出した朱赤メダカの1系統です。
楊貴妃との違いですが、楊貴妃は大場幸雄が作出した朱赤メダカで、改良メダカの火付け役として有名です。めだかの館では、楊貴妃系統のメダカを「楊貴妃透明鱗」など楊貴妃○○と呼んでいます。
ギャラリー
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1匹の価格
2021年時点
2,000円
(改良メダカ図鑑 100年メダカより)
参考資料
書籍
2021年度版「100年メダカ ~改良メダカ大図鑑~ vol.18」
web記事
その他資料