メダカ界ビッグニュース2008 ~幹之メダカ~

メダカ史

本記事では、各年のメダカ界のビッグニュースをまとめた記事を紹介します。2008年は幹之メダカが話題となりました。

ピュアブラックメダカ(黒べえ)

2007年頃の販売前の幹之メダカ

はじめに

本記事はめだかの館カタログを参考にしています。現在とは用語が異なる部分が多々ありますが、その事をふまえた上でご一読ください。

※ホタルメダカとは、現在のヒカリメダカの事を指します。

最初の幹之メダカ

2007年、第1回めだか品評会に愛媛県 菅さんより出品。めだかの館賞を受賞したメダカです。
菅さんの娘さんの名前を頂き【幹之】と命名。その後、メダカ村で預かり、他種のメダカと交配中。

体色は白、黄、青、錦(ブチ)。
体型は普通種、ダルマ、半ダルマ。

品評会において人気投票では、票を得る事ができませんでした。インターネットの人気投票でも、票を得る事ができませんでした。

品評会中に訪れたテレビ局の方々には大変人気で、各テレビ局4社、新聞社など全社に取材され、何度もテレビで紹介されました。

品評会での出品名は【背中光強メダカ】です。

人気投票で票が得られなかった理由として、

●出品名の光強、光(ホタル)メダカの光が強いだけと思い、見学者の興味を引けなかった。
●品評会はガラス水槽で横から見るため、光の特徴がよく見えなかった。
●黒い器に入れ、上から見てもらうと光強が理解してもらえたと思うが、審査を公平にするため特別扱いはできなかった。

などが考えられます。

第1回日本めだか品評会に出品された【背中強光ダルマ】

第1回日本めだか品評会に出品された【背中強光ダルマ】

 

今回の幹之の写真は、現在(平成20年1月)の写真を載せています。5ヶ月間で光は増し、プラチナのごとく光るようになりました。

黒い器での撮影、光がよく確認でき、魅力的です。

ピュアブラックメダカ(黒べえ)

幹之メダカの特徴

●体型は光(ホタル)メダカとは異なり、普通種体型です。
●光(ホタル)メダカの光は、腹の虹色細胞が背中に移った虹色細胞の光であるが、幹
之メダカの光は何の光なのか不明。
●光(ホタル)メダカの光る場所は、背ピレの前が光っているが、幹之の光は背ビレの
後ろが多く、尾ビレや腹ビレなど、ヒレ部にも多く見られる。
●背中、ヒレ以外にも光を発見。遺伝を確認のため交配中。
●昨年、幹之X幹之の交配により、F1数匹に光の遺伝は確認済み。遺伝率は現在不明。
●光はS寸では確認できず、M寸にて確認。光の範囲が広くなるのを確認。L寸の幹之
にて光がどう変化するのか、今後の楽しみ。
●光強X光強、F1F1、兄弟×兄弟、光強X異種など15以上の水槽にて交配中。毎日
観察していますが、何か不思議なメダカです。

いずれにせよ、私の9年間の知っているメダカ知識には無い、新メダカと思っています。
現在、他種との交配を楽しんでいます。2〜3年の内には、”幹之新種シリーズ”が完成される事を夢み、幹之メダカの紹介とします。

その後の幹之

当時は人気を得ることができなかったメダカですが、2021年現在では、改良メダカの2大品種として確固たる地位をもつ品種となりました。

幹之について

参考資料

「めだかの館 平成20年度 No.7 」,  2008年 刊, めだかの館 著