本記事では、改良メダカの東天光メラー(とうてんこうめらー)について解説します。
目次
概要
朱赤体色でメラーの形質を持つヒカリ体型のメダカです。
朱赤体色、メラーは次の記事にまとめました。
品種名・通称
品種名 | 品種名 | 朱赤メラーヒカリメダカ |
形質補足 | ||
共通補足 | ||
通称 | 東天光メラー(とうてんこうめらー) | |
様々な呼び名 |
作出情報
作出年 | – |
作出者 | – |
メダカナンバー(管理番号)
種類No. | 品種No. | 固定品種No. |
0383 | 0368 | – |
固定率
–
説明
朱赤体色でメラーの形質を持つヒカリ体型のメダカです。
鰭膜の成長が途中でとまり、軟条だけが成長することで複数枚のヒレになります。なので伸長することで複数枚になるスワローと異なりヒレの大きさは普通型と同じです。
メラーメダカは、ヒレが伸長しているのではなく、各ヒレが複数枚に分かれている品種です。ヒレの形状は個体差があり、同じ形をしているメダカは存在しません。分かれているヒレをなびかせながら 泳ぐ姿が魅力的です。
固定率は体色や系統によって違いますが、10〜50%遺伝します。理想とする形状のメラーメダカを作出する事も楽しみの一つです。
引用 「2019年度版 最新メダカカタログ 」, 2019年 刊, めだかの館 著
作出の経緯
飼育のポイント
基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。
全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
ヒカリ体型の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
類似するメダカ
東天光(とうてんこう)
楊貴妃メラー
ヒレ長、スワロー、メラーの違い
他のヒレ変化との比較
ギャラリー
写真
動画
参考資料
書籍
2021年度版「100年メダカ ~改良メダカ大図鑑~ vol.18」
「2019年度版 最新メダカカタログ 」, 2019年 刊, めだかの館 著
「めだかの館 平成25年度No.12」p.16, 2013年4月1日 発刊, めだかの館 著
web
解説動画
その他資料
メラーメダカを初めて紹介した際の記事です。メラーは本書発行の前年(2012年)に発見されました。
メラーメダカ(仮名)登場!
新種メダカを目指し、どんなメダカの小さな変化も見逃さず、発見次第全て交配してきました。しかし、結果はなかなか得られていません。サムライ(セルフィン)メダカは数種類の固定化に成功しましたが、チョキメダカ、下サムライメダカなどは現在も追跡中です。
グッピーのヒレや尾ビレを目指し、ここ3年、尾ビレに変化のあったメダカに注目してきました。そして、ついに長年の思いであったメダカが誕生しました!
尾ビレが2枚〜5枚、7枚と分かれているメダカです!
グッピーの世界では、メラーと呼ばれ、固定化しています。なお、この尾ビレ変化メダカを現在「メラーメダカ(仮名)」と呼んでいます。
このメラーメダカ、背ビレ、腹ビレにも変化が見られ、現在、めだかの館では、野津錦系、出目系、錦系、小川ブラック系を含む5系統、16水槽にて交配を進めています。ぜひ、新品種「メラーメダカ」にご注目ください!
「めだかの館 平成25年度No.12」p.16, 2013年4月1日 発刊, めだかの館 著