本記事では、改良メダカのブルーアイについて解説します。
目次
概要
ブラック体色(背地反応なし)でブルーアイの形質を持つメダカです。
ブラック体色(背地反応なし)、ブルーアイは次の記事にまとめました。
品種名・通称
品種名 | 品種名 | ブラックブルーアイメダカ |
形質補足 | ||
共通補足 | 背地反応なし | |
通称 | ブルーアイ | |
様々な呼び名 |
作出情報
作出年 | – |
作出者 | – |
メダカナンバー(管理番号)
種類No. | 品種No. | 固定品種No. |
0903 | 0872 | – |
固定率
–
説明
眼球の黒目が青色になる形質です。角膜に特徴が出ることで青色になります。
ブルーアイの中でも青が濃い個体や白みがかった色の個体もいます。
ブラック体色の品種から発見されて固定化されており、今後は様々な体色のブルーアイが作出される可能性があります。
アルビノやパンダのように目の色が変わる形質ですが体色や鱗に影響を与えることは確認されていません。
ブルーアイの異種交配(2023.3時点)
今日は「ブルーアイ」と他品種を交配した個体を紹介します!
ブルーアイと三色ラメナローフィンを交配したF1です!
特徴の共通点が少ない異品種交配ですがF1でブルーアイの遺伝方法が少し分かりました!
ブルーアイ×三色ラメナローフィンのF1からブルーアイのような目の変化を持った個体が生まれています。
F1から形質が遺伝する可能性が確認できます。
ブルーアイと言えるほどグアニンが目を覆っておらず、色も青くないですがブルーアイ由来の表現が出ています。
同じ交配の二つの水槽の遺伝率を数えてみました!
水槽A
総匹数:87匹
ブルーアイ表現個体(片目含む):15匹
遺伝率:17%
水槽B
総匹数:64匹
ブルーアイ表現個体(片目含む):11匹
遺伝率:17%
偶然にも2水槽ともブルーアイの遺伝率は17%でした!
片目表現や目の一部に表現が出ている個体をカウントしているので両目にしっかりと表現が出ている個体はさらに少ないです。(全体の5%ほど)
表現の出た個体を選別してF2を採卵することで遺伝率がどのように変化するか、ブルーアイの表現がどのように発現するのか、楽しみが沢山ある系統です!
作出の経緯
飼育のポイント
基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。
全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
普通種の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
類似するメダカ
ブラックメダカ
ギャラリー
写真
参考資料
書籍
「改良メダカ大図鑑 100年メダカ 2023 vol.20」
日本メダカ協会公式ガイドライン 改良メダカ 品種分類マニュアル(第3版、2023年3月刊)