楊貴妃透明鱗パンダ 丹頂(ようきひとうめいりんぱんだ たんちょう)とは 改良メダカWEB図鑑No.0737

朱赤

本記事では、改良メダカの楊貴妃透明鱗パンダ 更紗(ようきひとうめいりんぱんだ さらさ))について解説します。

概要


朱体色で透明鱗、パンダの形質(特徴)を持つメダカの1系統です。

朱赤体色、透明鱗、パンダは次の記事にまとめました。

品種名・通称

品種名 品種名 朱赤透明鱗パンダメダカ
形質補足
共通補足
通称 楊貴妃透明鱗パンダ 丹頂(ようきひとうめいりんぱんだ たんちょう)
様々な呼び名 朱赤透明鱗パンダ 丹頂

作出情報

作出年
作出者

管理番号

種類No. 品種No. 固定品種No.
0737 0678

説明

朱体色で透明鱗、パンダの形質(特徴)を持つメダカの1系統です。

更紗(さらさ)と丹頂(たんちょう)について
両方ともメダカの柄を指す言葉です。

更紗:紅白が入り混じっている柄

丹頂:頭部に朱赤が入り体が白体色の柄

朱赤模様の入り方で印象は大きく変わり、赤と白が様々入り方をする”更紗”と呼ばれるタイプや頭部のみに朱赤が入る”丹頂”と呼ばれるタイプなどがある。特に”更紗”は二匹として同じ模様がいないほど1匹ずつの個性が出るので、気に入った個体を探す楽しみがある。一方、”丹頂”と呼ばれるタイプは、紅白の色合いでは最終的な姿で、”丹頂”同士の交配から再び”更紗”タイプが出来ることはほとんどない。繁殖させる時には、なるべく”丹頂” タイプは用いないようにして、朱赤色の部位が多い “更紗” タイプを種親に使うようにしたい。

この紅白と呼ばれるタイプのブチメダカが透明鱗三色ばれる品種になる。そのため、「透明鱗三色同士の交配からもこの透明鱗紅白タイプが出現することは普通である。

出典 「メダカ品種図鑑」p.112 ,2018年 刊, 森文俊 著

楊貴妃透明鱗は2008年に小宮氏が作出。楊貴妃メダカと透明鱗メダカの交配で作出されたのが楊貴妃透明鱗メダカです。

朱赤体色に透明鱗性が加わることで、朱赤色が濃くなる、部分的に色が抜けて紅白の2色になる尾ビレが染まるなどの変化がおきました。

透明鱗はエラ蓋部分赤くなる(以下赤エラ)形質です。エラ蓋部分の虹色素胞がなくなりで血液が透けて見えることで赤く見えます。

透明鱗の特徴は赤エラだけでなく、体色がやや透明になる、ヒレに色がのる、体色が部分的に色抜けするなどがあります。透明鱗と比較しやすいように透明鱗でないメダカのことを「普通鱗」と呼びます。

 

シルキー

朱赤体色の普通鱗

ミルキー

朱赤体色の透明鱗

作出の経緯

 

飼育のポイント

基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。

 

全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。

普通種の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。

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ギャラリー

写真

よう吉
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参考資料

書籍

2021年度版「100年メダカ ~改良メダカ大図鑑~ vol.18」

「メダカ品種図鑑 改良メダカ・カタログ273」株式会社ピーシーズ

web記事

その他資料