白透明鱗目前ヒカリダルマ(しろとうめいりんめまえひかりだるま)とは 改良メダカWEB図鑑No.0630

メダカの品種

本記事では、改良メダカの白透明鱗目前ヒカリダルマ(しろとうめいりんめまえひかりだるま)について解説します。

概要


白体色で透明鱗、目前の形質を持つヒカリダルマ体型のメダカです。

白体色、透明鱗、目前は次の記事にまとめました。

品種名・通称

品種名 品種名 白透明鱗目前ヒカリダルマメダカ
形質補足  
共通補足  
通称 白透明鱗目前ヒカリダルマ(しろとうめいりんめまえひかりだるま)
様々な呼び名  

作出情報

作出年
作出者

メダカナンバー(管理番号)

種類No. 品種No. 固定品種No.
0630 0610

固定率

説明

白体色で透明鱗、目前の形質を持つヒカリダルマ体型のメダカです。

目前メダカは2007年に木下氏が発見。目が斜め前を向いていることで正面から見ると目を合わせ ることができるメダカです。数あるメダカの中でも、メダカと目が合う品種は目前メダカだけです。

上から見ると目が斜め前を見ている事が良くわかります。目の角度には個体差があり、その角度によって正面から見た時の印象が大きく変わります。

目前メダカを上から見た図。

目前メダカを上から見た図。目が斜め前を向いているのが確認できます。

目前メダカを正面から見た図。

目前メダカを正面から見た図。メダカを目が合うのでとても愉快です。

目前メダカは2007年、第1回日本メダカ品評会にて徳島県の木下様よりご出品頂き話題を呼びました。写真のように目が斜め前に向いていて、ガラス水槽にて正面からみるとメダカと目が合い、その顔はまるでジブリ映画に出てくるポニョのようで、とても可愛いメダカです。

当初の体色は白一色で、体型は普通種とダルマでした。その後、木下様より目前メダカを預かり交配を重ねていく内に2009年夏、黄色の目前透明鱗が完成しました。
兄弟にはダルマも産まれていました。

その目前黄透明鱗を茶透明鱗と交配した結果、青目前透明鱗、茶目前透明鱗、アルビノ目前透明鱗がF1にて産まれてきました。

写真は49ページに掲載してありますのでご覧ください。現在、目前メダカを数十種類のメダカと交配中です。目前楊貴妃、目前琥珀、目前ピュアブラックなど、新種メダカを夢見ながら交配しております。

引用 「めだかの館 平成22年度 No.9 」,  2010年 刊, めだかの館 著

現在の固定率はは、目前メダカ同士で30〜50%になると言われている。発表された当初は、白透明鱗メダカでこの前向きに目が付いたものだったが、その後黄、青、茶、アルビノでも目前メダカが作出されている。現在でも透明鱗性のメダカの目前がより顔つきが目前になっているものが多いのは、やはりオリジナルの影響であろう。


この目前メダカも出目メダカ同様、頭蓋骨の変化によって目が前向きになったもので、両目が完全に前向きになる個体は少なめだが、年々、出現率は高くなっているのは間違いない。兄弟魚、特にオスに普通目が混ざってしまうと、目前メダカの特徴が子孫に高率で出なくなりがちなので、種親の選択は妥協せずに目前の個体を選ぶことである。最低でも、どちらかの目が前方を向いている個体を種魚にするべきである。

目前メダカを観賞するなら、やはりガラス水槽で横から見るのが楽しい。見始めると何故か長時間見つめてしまう不思議な魅力のある改良メダカである。やや細身の体形になりがちな面もあるので、しっかりとエサやりをしてなるべく多くを採卵するようにして、選別淘汰をしっかりと行うことで、目前メダカはもっともっと正面向きで目が前向きの個体の出現率を高めていくことができるだろう。

引用 「メダカ百華 創刊号」p.35 ,2012年 刊, 森文俊 著

作出の経緯

 

飼育のポイント

基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。

 

全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。

普通種の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。

類似するメダカ

白目前

黄目前

青目前

白透明鱗目前

黄透明鱗目前

青透明鱗目前

ギャラリー

写真

参考資料

書籍

2021年度版「100年メダカ ~改良メダカ大図鑑~ vol.18」

「2019年度版 最新メダカカタログ 」,  2019年 刊, めだかの館 著

「めだかの館 平成22年度 No.9 」,  2010年 刊, めだかの館 著

「メダカ百華 創刊号」 ,2012年 刊, 森文俊 著

その他資料