紅鮭サムライ(べにじゃけむらい)とは 改良メダカWEB図鑑No.0424

メダカの品種

本記事では、改良メダカの紅鮭サムライ(べにじゃけむらい)について解説します。

概要


琥珀体色で透明鱗、セルフィン(サムライ)の形質を持つメダカです。

琥珀体色、透明鱗、セルフィン(サムライ)は次の記事にまとめました。

品種名・通称

品種名 品種名 琥珀透明鱗セルフィンヒカリメダカ
形質補足  
共通補足  
通称 紅鮭サムライ(べにじゃけむらい)
様々な呼び名 琥珀透明鱗サムライ

作出情報

作出年
作出者

メダカナンバー(管理番号)

種類No. 品種No. 固定品種No.
0424 0405 0030

固定率

説明

琥珀体色で透明鱗、セルフィン(サムライ)の形質を持つメダカです。

ヒカリ体型、ヒカリダルマ体型の背ビレが2枚に分れているメダカです。背ビレの鰭膜、あるいは軟条が欠如することで背ビレが2枚に分かれます。背ビレの分かれ方は、細長い背ビレや、2枚に分かれた背ビレなど、個体によって様々です。

背ビレの形状には個体差があり、体色やヒレの形によって価値は変動する。また、小さな背ビレが2つ現れる(後方の大きな背ビレと合わせて3つに分岐)Wサムライと呼ばれる個体や、しりビレも2枚に分かれる上下サムライも出現している。

固定率を追求すると、背ビレの形状が大きく変化する傾向がある。特にサムライ同士を交配していくと、背ビレの外縁がギザギザになっていく個体もある。

引用 「日本メダカの飼育と繁殖」p.38, 2015年 刊, 大場幸雄 著

2003年広島県の近藤氏により発見。翌年2004年にめだかの館作出。ヒカリメダカの背ビレが2枚に分かれ、背の方のヒレを立てたり、おろしたり、とてもおもしろいヒレの動きをします。背ビレの分かれ方も個体によって様々です。

引用 「めだかの館 平成20年度 No.7」p.21, 2008年 刊, めだかの館 著

ヒカリ体形のメダカで、背ビレが部分的に分かれて二叉している個体で、とがったように見える背ビレ前方の形状を日本刀に見立てて”サムライ”メダカと呼んでいる。”セイルフィンメダカ”、”シャークフィン”と呼ばれることもある。

引用 「メダカ品種図鑑Ⅱ」p.180 ,2020年 刊, 森文俊 著

作出の経緯

 

飼育のポイント

基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。

 

全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。

ヒカリ体型の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。

類似するメダカ

紅鮭(べにじゃけ|琥珀透明鱗メダカ)

ギャラリー

写真

参考資料

書籍

2021年度版「100年メダカ ~改良メダカ大図鑑~ vol.18」

「2019年度版 最新メダカカタログ 」,  2019年 刊, めだかの館 著

「日本メダカの飼育と繁殖」, 2015年 刊, 大場幸雄 著

「めだかの館 平成20年度 No.7」, 2008年 刊, めだかの館 著

「メダカ品種図鑑Ⅱ」,2020年 刊, 森文俊 著

その他資料