本記事では、改良メダカの青蝶(あおちょう)について解説します。
目次
概要
青体色で体外光とヒレ長とロングフィンの形質を持つメダカです。
青体色、体外光、ヒレ長、ロングフィンは次の記事にまとめました。
品種名・通称
品種名 | 品種名 | 青体外光ヒレ長ロングフィンメダカ |
形質補足 | ||
共通補足 | ||
通称 | 青蝶(あおちょう) | |
様々な呼び名 |
作出情報
作出年 | 2018年 |
作出者 | 小暮武 |
メダカナンバー(管理番号)
種類No. | 品種No. | 固定品種No. |
0277 | 0262 | – |
固定率
–
説明
2018年に小暮氏が作出。青幹之ヒレ長と幹之ロングフィンとの交配で作出されたヒレ長とロングフィンの形質を持つメダカです。ヒレ長とロングフィンの形質が合わさることで、ヒレの伸び方がキレイにまとまっています。メスもヒレ長になるため、雌雄ともに見ごたえのあるメダカです。
~説明~
“青蝶”とは、ヒレ長とロングフィンを交配し、綺麗なヒレ長を表現することを目的として作出された品種です。
ヒレ長の特徴は、軟条(ヒレの細い骨)とヒレ膜の両方が伸長しますが、ロングフィンを加えることで、軟条のみが伸長する表現となっています。
また、伸長したヒレにヒレ光がのりやすい特徴があり、横見での鑑賞を楽しめるメダカです。
綺麗なヒレも持つメダカを育ててみたい方にはオススメのメダカです。
(品種名・文 タカ)青体外光ロングフィン「青蝶」のヒカリ体型です。
ロングフィン部分にヒレ光が入り、ヒレをなびかせて泳ぐ姿はとても優雅です。
ヒカリ体型は背曲がりが生まれやすいですが、この系統の個体たちは曲がりが少なく、良い体型が多いです。(写真・文 和田)
尾ビレ、背ビレの外縁を軟条が突出して伸びるロングフィン由来の特徴を、”松井ヒレ長”の血統と組み合わせることで、さらに優雅さを増したメダカである。
(中略)
“青蝶”の呼称はメダカ品評会当時のものだが、今では広く使われている。
引用 「メダカ品種図鑑Ⅱ」p.178, ,2020年 刊, 森文俊 著
作出の経緯
青幹之ヒレ長と幹之ロングフィンとの交配で作出されました。
飼育のポイント
基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。
全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
普通種の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
類似するメダカ
青幹之ヒレ長(あおみゆきひれなが)
青幹之ロングフィン
リアルロングフィン
ロングフィンとヒレ長の違い
ロングフィンはヒレ長とよく似ています。
ヒレ長はすべてのヒレが伸長します。また鰭膜も含めて伸長します。 一方,ロングフィンは背ビレとしりビレのみが伸長します。また軟条のみが伸長するため,伸長した部分に鰭膜がありません。 |
他のヒレ変化との比較
青蝶ヒカリ
青蝶ダルマ
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参考資料
書籍
2021年度版「100年メダカ ~改良メダカ大図鑑~ vol.18」
「メダカ品種図鑑Ⅱ」,2020年 刊, 森文俊 著
web
https://medakanoyakata.muragon.com/entry/871.html