本記事では、改良メダカの琥珀(こはく)について解説します。
目次
概要
琥珀体色のメダカです。尾ビレが鮮やかなオレンジ色になるのが特徴です。
品種名・通称
品種名 | 品種名 | 琥珀メダカ |
形質補足 | – | |
共通補足 | – | |
通称 | 琥珀(こはく) | |
様々な呼び名 |
作出情報
作出年 | 2004年 |
作出者 | 大場幸雄 |
管理番号
種類No. | 品種No. | 固定品種No. |
0011 | 0009 | 0009 |
固定率
99%以上
説明
2004年に大場氏が作出。黄金メダカから生まれたの派生品種で、宝石の「琥珀」を連想させる体色から「琥珀メダカ」と名付けました。野生メダカが茶体色に対して、琥珀メダカは赤茶色をしています。特に差が出るのが尾ビレの色です。良質な琥珀体色は鮮やかなオレンジ色になります。
渋い色で現在の華やかなめだかの世界ではあまり目立たちませんが、マニアック好みのなんとも魅力のあるメダカです。
作出の経緯
琥珀メダカは茶メダカ→黄金メダカ→琥珀メダカの順に作出されました。
黄金メダカの色の濃い個体から、琥珀メダカが産まれました。
黄金メダカの最初は固定せずに、薄黄金、黄金、強黄金と三種あった。
強黄金の中から発見されたのが「琥珀」
この琥珀、渋い色で対して目立たないようだが。
秋、もしくはL~LLサイズになると
このように婚姻色があらわれて、突然尾びれが赤くなってくる。
この琥珀を固定化し始めたころの思い出だが
この親メダカは目線よりも高い位置で飼育していた。
秋の今頃、その親メダカの飼育箱を移すために掬った。
その時初めて琥珀の婚姻色をみた。
おもわず声を上げた。
2002年ころの話だと思う。
その後、この琥珀を固定して人気が高まった。
あるお寺の和尚さんにこのメダカを見せると一言で琥珀とネーミングしてくれた。
やがてその中から楊貴妃物語に出典 https://ameblo.jp/100nenmedaka/entry-12095849349.html
飼育のポイント
上物の琥珀メダカになるほど、尾ビレのオレンジ色は鮮やかさを増していきます。体色の確認には白の水槽が適していますが、琥珀メダカの魅力を十分に味わうには黒の水槽をオススメします。
基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。
全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
普通種の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
類似するメダカ
ギャラリー
写真
動画
購入するには
通称でさがす
種類ナンバーでさがす
1匹の価格
500円(2021年時点)
(改良メダカ図鑑 100年メダカ2021より)
参考資料
書籍
2021年度版「100年メダカ ~改良メダカ大図鑑~ vol.18」
web記事
その他資料