メダカシーズンの到来!
「今年はどんなメダカを育てようかな」と悩んでいる方にオススメなのが、本記事で紹介するピンクメダカです!
よりメダカを楽しむために、本記事ではこの春おすすめのピンクメダカを紹介します!
目次
ピンクメダカってなに?
ピンクメダカとは、その名の通り、ピンク色の体色をしたメダカの総称です。
1種類だけでなく、沢山の種類があります。
派手なピンク色というよりは、落ち着いた色合いをしています。
かわいらしい体色で女性にも人気が高いメダカです。
ピンクメダカ一覧はコチラ↓
ピンク体色ってなに?
改良メダカには、10種類の体色※があるとされています。
※単色のみ。紅白などの多色を含めると、10種類以上になります。
ピンク体色はこの中の1色にあたります。 朱赤体色に白色素胞が発達するci遺伝子が作用することでピンク体色を表現しています。 白体色の中に薄いピンク色をした個体がいますが別物です。違いがはっきりしているのはヒレの色です。ピンク体色のヒレは体と同色、または朱赤に近い色をする個体が生まれます。
ピンク体色に似た特徴と見分け方
ピンク体色は、白、朱赤体色と似ています。
白体色とピンク体色に明確な判別基準はなく,ピンクっぽい白体色や,白っぽいピンク体色が存在します。 見分けるポイントとして,ヒレの色を見ます。
ピンク体色は朱赤体色の名残があり,ヒレが朱赤に近い色をしています。
白体色はヒレに色がのることはなく,クリーム体色のヒレは朱赤色ではなく黄色をしているため,体ではなくヒレの色を見ることでピンク体色の判別が出来ます。
白体色はヒレに色がのることはなく,クリーム体色のヒレは朱赤色ではなく黄色をしているため,体ではなくヒレの色を見ることでピンク体色の判別が出来ます。
ピンク、白、朱赤の違いは朱赤のページにまとめました。
代表的な品種
秋桜(ピンクヒカリ)
品種名:ピンクヒカリメダカ
形質補足:ヒカリ(強光)
ニックネーム:秋桜(こすもす)、ピンクスーパーヒカリ
小春(ピンクスワロー)
品種名:ピンクスワローメダカ
ニックネーム:小春(こはる)
ピンク錦
品種名:ピンク斑メダカ
ニックネーム:ピンク錦
ピンク出目ダルマ
品種名:ピンク出目ダルマメダカ
ニックネーム:ピンク出目ダルマ
ピンクラメ
品種名:ピンクラメメダカ
ニックネーム:ピンクラメ
ピンクサファイア
品種名:ピンクラメメダカ
形質補足:ラメ(青)
ニックネーム:ピンクサファイア
2023年春新ピンクメダカ!さくら
ピンク体色でラメの特徴を持つメダカとして「ピンクラメ(通常のラメ)」「ピンクサファイア(青ラメ)」を販売してきましたが、2023年春に新しいメダカを販売することとしました!
その名は「さくら」です!
さくらはピンク体色に「ピンク色のラメ」がのったメダカです。ピンク体色+ピンクラメでとても魅力的なメダカに仕上がりました!2023年一押しのメダカです!
このメダカの情報は今後めだかの館ホームページなどで掲載していくので、お楽しみに!
ピンクメダカへのこだわり
当店(めだかの館)はピンクメダカを20年以上追い求めて、体色の固定化、新品種作出や普及活動を行っています。
ピンクメダカの販売時期
「改良メダカ」という言葉すらほとんど浸透していなかった2003年には、すでに当店出版のメダカカタログにピンクメダカを紹介し、販売していたことがわかります。
小春や美桜など様々なピンクメダカを作出
ピンクメダカの魅力を伝えたい!と、様々な交配を繰り返し、多くのピンク体色のメダカを作出してきました。
下記は、ピンクスワローメダカ「小春」の紹介文です。
ピンクメダカに出会ったのは約20年のこと。 当時、ピンク体色はすべてメスの個体。 4~5年チャレンジしましたが、結局途中でリタイアしてしまいました・・・ しかし、どうしてもピンクめだかを固定化したい・・・ 諦めきれず追求し続けた結果、 現在では何種類かのピンク体色の作出に成功しました。
さらにピンクメダカとスワローメダカを交配した結果作出したのが 今回販売開始するピンクスワローメダカ「小春」です。
最初に固定化されたピンク体色メダカ「秋桜(こすもす)」から、 晩秋の晴天の下、儚げに揺れる秋桜の花をイメージし「小春(こはる)」と名付けました。
桜舞い散る春の色鮮やかなピンクではなく、日本人が好む哀愁漂う秋色の中に揺れるピンク色・・・ ピンクメダカは、地味な体色ですが、100年めだかの1ページに残したいめだかです。
※小春日和:晩秋から初冬にかけての、暖かく穏やかな晴天
引用 めだかの館HP(https://www.medakanoyakata.jp/?tid=6&mode=f85)
ピンクメダカのキャラクター化
めだかの館では、改良メダカをより身近に感じてもらうため、4種類のメダカをキャラクター化しています。
当店が作出した楊貴妃は「よう吉」、秀吉は「秀吉さま」とキャラクター化したのですが、この時一緒にピンクメダカもキャラクター化したことから、ピンクメダカへの愛情が伝わってきます。
ちなみに、ピンクメダカだけまだ名がないため、名前を募集しています!
(「さくら」「秋桜ちゃん」など、候補はいくつかあります!)
「秋桜ちゃん(仮)」の名前でグッズも販売しています!
ピンクメダカを購入するには?
めだかの館で購入する場合はコチラ↓
ピンクメダカを飼育する際の注意点
飼育は他のメダカと同じでOK
ピンク体色独特の飼育方法はないため、他のメダカと同じように飼育してください。
基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。
全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
普通種の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
累代飼育するには、経験と選別眼(せんべつがん)が必要
ピンク体色を次世代に遺伝させるのは、技術が必要になります。
当店で販売しているピンクメダカの特徴(次世代への遺伝率やコツ)は販売時にお伝えできますので、ピンクメダカを自分で累代飼育してみたい!という方は、ぜひ当店スタッフまでお問い合わせください!
最後に
いかがだったでしょうか?
ピンクメダカの魅力が少しでも伝わったのであれば、うれしいです。
ピンクメダカは見た目のかわいらしさの割りに認知度が低く、まだまだ人気体色とは言えません。
当店は、ピンクメダカの魅力を多くの人が知り、飼育人口が増えることで、ピンクメダカがどんどんメジャーなメダカになっていく、そんなことを20年近く夢見ています。
今年はピンクメダカが注目される!という情報も見聞きしています。
ぜひ皆さんと一緒にピンクメダカを楽しんでいければ幸いです!
ありがとうございました!