水色桔梗(みずいろききょう|2021.8)

最新メダカ紹介

本記事では、水色桔梗(みずいろききょう)について紹介します。

はじめに

交配中のメダカや最新のメダカについて、不定期で紹介していこうと思います。

交配や累代が進み、固定率が安定した後には、メダカナンバーをつけて改良メダカWEB図鑑に登録していこうかと思います。

説明

文:タカ

突然ですが、「水色桔梗(みずいろききょう)」ってメダカをご存知でしょうか?第242回の目高新聞(今年の6月)で初めて紹介させていただいたメダカです。知らない方もいらっしゃると思いますので、改めてご紹介しますね。

「水色桔梗」とは、ヒレ光が強くのった青ラメ幹之ヒカリ体型のヒレ長タイプです。

 

文章だと伝わりにくいですね笑直接話すともっと上手く伝えられると思うのですが。。

品種名にするとこうなります。

品種名:青ラメ体外光ヒレ長ヒカリメダカ
共通補足:ヒレ光

類似する品種に、青蝶(あおちょう)ヒカリや銀箭(ぎんせん)などがあり、品種名は同じになります。

 

 

ただ、作出者の広川さん(東京都)が独自で交配し作出されたことや、種親を直接いただいたことなどから、当店ではハウスネーム(系統名)として管理させていただくこととなりました。

青蝶ヒカリや銀箭がいるのに、類似する品種をなぜ扱うのか

このような行動をするときには理由があります。

それは現在管理している系統より優れている点があること。

水色桔梗の場合は、青蝶ヒカリや銀箭にくらべ、骨曲がりが少ないのです。

他の2系統にも特性があり、青蝶ヒカリはロングフィンが加わっていることで背ビレ、しりビレの形状がキレイであり、銀箭は作出過程で緑光が加わっていることで、緑光系のメダカとの交配に向いています。

このように同じ品種名のメダカでも、系統ごとに特性があることがあります。こんなときにハウスネーム(系統名)って便利ですね。

ということで、水色桔梗はヒレ光が強くてヒレ長のヒカリ体型を飼っているけど、骨曲がりが多くて困っていたという方にオススメの系統です!

かなり絞られた層ですね笑

ですが、骨曲がりが少ないって交配するときにもかなり優位な条件なので、ぜひ飼育してみてはいかがでしょうか。

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参考資料

「目高新聞 第250回 2021年No.17」, めだかの館 刊