本記事では、ブラックモルフォ亜種について紹介します。
※2023年3月に、新たに「ブラックモルフォ亜種」の記事をまとめました!
はじめに
交配中のメダカや最新のメダカについて、不定期で紹介していこうと思います。
交配や累代が進み、固定率が安定した後には、メダカナンバーをつけて改良メダカWEB図鑑に登録していこうかと思います。
ブラックモルフォ亜種
文:タカ
「ブラックモルフォ亜種」の紹介をします。
その前に「ブラックモルフォ亜種」のブラックは体色のことなので、今回は「モルフォ亜種」に重点を置いて紹介します。
「モルフォ亜種」は、福岡県の田中さんが作出された品種で、名前の通り、「モルフォ」の派生品種です。
特徴は“ヒレの中の軟条に沿って虹色素胞が発現する”こと。
赤い丸を見てもらうと、ヒレの縁ではなく中心部分が白くなっているのが分かります。
縁部分が光り鋸歯状になっているのはモルフォの元々の特徴なので、亜種とはモルフォの中でもヒレの中心部の軟条に沿って白い光が発現する個体を指しています。
尾ビレが一番見やすいですが、背ビレや尻ビレもこっそりと白くなっている部分があります。
この特徴ってモルフォを飼育している方は見たことがあるかもしれません。
亜種はモルフォの派生品種なので、モルフォの中から稀に生まれてきます。
ただ、その個体から採卵しても白い光はほとんど遺伝しません。
田中さんの飼育技術あって白い光が遺伝し、モルフォ亜種という品種が生まれています。事実、モルフォがこれだけ流通していてどこからも白い光が遺伝したという情報は僕の知る限りありません。
なので、当店ではモルフォから生まれる白い光は亜種とは言わず、亜種から生まれた白い光の個体だけを亜種として管理します。
表現は一緒になるので、品種名も同じになるのですが、こんな時に系統名って大事だなぁと思います。
今回販売するのは、ブラックと名前がついているだけあって黒体色寄りのパープルブルー体色の個体になります。黒幹之のちょっと薄い体色ぐらいです。
ぜひご検討いただけたらと思います。
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参考資料
「目高新聞 第252回 2021年No.19」, めだかの館 刊