本記事では、改良メダカのワカサギモルフォ亜種(あしゅ)について解説します。
目次
概要
青体色で体外光、ヒレライン、モルフォの形質を持つメダカです。
ヒレラインは、ヒレの中の軟条に沿って線状に虹色素胞が発現(写真の赤丸参照)するメダカです。この特徴を「亜種表現」「モルフォ亜種表現」と呼ぶこともあります。
モルフォは、尾ビレの形が扇状になり、ヒレの先が丸みのあるギザギザのようになる特徴のメダカです。
青体色、体外光、ヒレライン、モルフォは次の記事にまとめました。
品種名・通称
品種名 | 品種名 | 青体外光ヒレラインモルフォメダカ |
形質補足 | ||
共通補足 | 体内黒 | |
通称 | ワカサギモルフォ亜種(もるふぉあしゅ) | |
様々な呼び名 |





作出情報
作出年 | 2022年 |
作出者 | 和田敏拓 |
メダカナンバー(管理番号)
種類No. | 品種No. | 固定品種No. |
0844 | 0813 | – |
固定率
–
説明
青体色と体内黒、体外光が特徴のワカサギにモルフォ亜種表現を取り入れたメダカです。
清流きりゅう体外光とモルフォの交配から作出されました。
モルフォ亜種について
「モルフォ亜種」は、2021年に田中拓也氏が作出した品種で、名前の通り、「モルフォ」の派生品種です。
亜種の特徴をヒレライン光と呼びます。
モルフォの特徴は縁部分が光り鋸歯状になっていることに対して、ヒレライン光はモルフォの中でもヒレの中心部の軟条に沿って白い光が発現する特徴を指しています。
ヒレライン光の特徴が一番顕著に現れるのは尾ビレですが、背ビレや尻ビレも白くなっている部分があります。
- モルフォの表現 = 縁部分が光り鋸歯状になっている
- 亜種の表現 = ヒレの中心部の軟条に沿って白い光が発現 = ヒレライン光とも呼ばれる
作出の経緯
清流きりゅう体外光とモルフォの交配から作出されました。
飼育のポイント
基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。
全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
普通種の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
類似するメダカ
モルフォ亜種

モルフォ亜種(青体外光ヒレラインモルフォメダカ)

ワカサギモルフォ亜種(青体外光ヒレラインモルフォメダカ 共通補足:体内黒)
ギャラリー
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参考資料
書籍
「改良メダカ大図鑑 100年メダカ 2023 vol.20」
日本メダカ協会公式ガイドライン 改良メダカ 品種分類マニュアル(第3版、2023年3月刊)