本記事では、改良メダカの風雅(ふうが)について解説します。
目次
概要
各ヒレが部分的に突出するメダカです。オレンジ体色でスワロー、アルビノ、ダルマの形質を持つメダカです。
品種名・通称
品種名 | 品種名 | オレンジアルビノスワローダルマメダカ |
形質補足 | ||
共通補足 | ||
通称 | 風雅(ふうが) | |
様々な呼び名 |
作出情報
発見年 | 2012年 |
発見者 | 對馬義人 |
作出年 | 2014年 |
作出者 | 對馬義人 |
メダカナンバー(管理番号)
種類No. | 品種No. | 固定品種No. |
0341 | 0326 | – |
固定率
–
説明
2014年に對馬氏が作出。各ヒレの一部分が突出し伸長する特徴を持つメダカです。ヒレ長との違いは、ヒレの一部分だけが伸長し、伸長する位置や大きさなどもランダムです。スワローには「風雅(ふうが)」というニックネームがあり、楊貴妃スワローメダカは「楊貴妃風雅」、幹之スワローは「幹之風雅」とも呼びます。
“風雅メダカ”、”スワローメダカ”と一ヶ月以内に二つの呼称が付けられ、当初こそ混乱したスワロータイプのメダカは、グッピーで言われるスワローの遺伝に酷似した遺伝を見せるもので、当初は中里氏と「スワローグッピーの遺伝と同じようだね」と話していたものが、”スワローメダカ”という呼称になってしまい、それが元で、ヤフオクで唱えられた呼称との整合性で問題となった。ただ、「ヤフオクで唱えた呼称が正式呼称か?」と言えばそういったことはなく、やはりしっかりとした登録制を改良メダカにも取り入れなければならないと思った。
引用 「メダカ百華 第2号」,2015年 刊, 森文俊 著
作出の経緯
青森県在住の対馬義人氏が2012年の夏に発見、2013年に遺伝することを確認後、2014年に固定が完了した、全く新たな方向性を持ったメダカ。
(中略)
確実に遺伝すると同時に”風雅”メダカの元親が楊貴妃、楊貴妃から朱赤色が薄れた個体、アルビノ個体が含まれていたことが判った。
引用 「メダカ百華 第2号」,2015年 刊, 森文俊 著
飼育のポイント
基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。
全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
普通種の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
類似するメダカ
スワローはメラーやヒレ長とよく似ています。
ヒレ長、スワロー、メラーの違い
他のヒレ変化との比較
ギャラリー
写真
参考資料
書籍
2021年度版「100年メダカ ~改良メダカ大図鑑~ vol.18」
「メダカ百華 第2号」,2015年 刊, 森文俊 著