本記事では、改良メダカの楊貴妃透明鱗(ようきひとうめいりん)について解説します。
目次
概要
朱体色で透明鱗の形質(特徴)を持つメダカです。
朱赤体色、透明鱗は次の記事にまとめました。
品種名・通称
品種名 | 品種名 | 朱赤透明鱗メダカ |
形質補足 | – | |
共通補足 | – | |
通称 | 楊貴妃透明鱗(ようきひとうめいりん) | |
様々な呼び名 | 朱赤透明鱗 |
作出情報
作出年 | 2008年 |
作出者 | 小宮正城 |
管理番号
種類No. | 品種No. | 固定品種No. |
0081 | 0071 | 0013 |
固定率
–
説明
2008年に小宮氏が作出。楊貴妃メダカと透明鱗メダカの交配で作出されたのが楊貴妃透明鱗メダカです。
朱赤体色に透明鱗性が加わることで、朱赤色が濃くなる、部分的に色が抜けて紅白の2色になる、尾ビレが染まるなどの変化がおきました。
透明鱗はエラ蓋部分赤くなる(以下赤エラ)形質です。エラ蓋部分の虹色素胞がなくなりで血液が透けて見えることで赤く見えます。
透明鱗の特徴は赤エラだけでなく、体色がやや透明になる、ヒレに色がのる、体色が部分的に色抜けするなどがあります。透明鱗と比較しやすいように透明鱗でないメダカのことを「普通鱗」と呼びます。
作出の経緯
楊貴妃メダカと透明鱗メダカの交配で作出されました。
飼育のポイント
基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。
全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
普通種の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
類似するメダカ
朱赤
更紗(さらさ)・丹頂(たんちょう)
楊貴妃透明鱗の体色が部分的に色抜けすることにより、紅白柄になるメダカです。更紗、丹頂の品種名は「白朱赤透明鱗」です。
ギャラリー
写真
参考資料
書籍
2021年度版「100年メダカ ~改良メダカ大図鑑~ vol.18」
「メダカ品種図鑑 改良メダカ・カタログ273」株式会社ピーシーズ
web記事
その他資料