本記事では、改良メダカのブラックメダカについて解説します。
目次
概要
ブラック体色（背地反応なし）のメダカです。
品種名・通称
| 品種名 | 品種名 | ブラックメダカ |
| 形質補足 | – | |
| 共通補足 | 背地反応無し | |
| 通称 | ブラックメダカ | |
| 様々な呼び名 | 小川ブラック | |
作出情報
| 作出年 | 2009年 |
| 発見者 | 小川祝治 |
| 作出者 | 堀田祐二 |
管理番号
| 種類No. | 品種No. | 固定品種No. |
| 0019 | 0017 | 0026 |
固定率
–
説明
２００９年に小川氏が発見し堀田氏が作出。白い容器でも背地反応しにくい黒い体色のメダカです。野生のメダカが黒メダカと呼ばれることがありますが、改良メダカのブラックメダカはそれとは別物です。野生型の中から黒っぽい個体を選別し、さらに黄色素胞の少ない個体を選抜累代することで、黄色みのないブラック体色が作出されました。背地反応しにくい特徴により白い水槽でも黒体色の魅力を楽しむことが出来ます。
ブラックメダカ作出前の黒いメダカと言えばピュアブラックメダカ（ブラックスモールアイメダカ）です。ピュアブラックはスモールアイの形質によって黒体色を維持しているのに対して、ブラックメダカは普通目でも黒体色を維持できることに価値があり、飼育や繁殖のしやすさからブラックメダカが普及し、メダカの体色として黒体色も普及するようになりました。
作出の経緯
飼育のポイント
室外で陽の光を浴びさせてあげることで黒の質が良くなります。選別は白い水槽に１日入れてから黒を保っている個体から選びましょう。
基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。
全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
普通種の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
類似するメダカ
茶メダカ（クロメダカ）
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ピュアブラックメダカ
オロチ
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１匹の価格
1,500円（2021年時点）
（改良メダカ図鑑 100年メダカ2021より）
参考資料
書籍
2021年度版「１００年メダカ ～改良メダカ大図鑑～ vol.18」
「メダカ品種図鑑Ⅱ 改良メダカ・カタログ352」株式会社ピーシーズ
web記事
その他資料
