本記事では、改良メダカの普通種体型の選別ポイントについて解説します。
各体型共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。
普通種体型の選別ポイント
ダルマ体型の要素が少ない
メダカの一般的な体型と言えるのが、普通種体型です。しかし改良メダカにはダルマ体型(後に記述)があり、綺麗な普通種体型を目指しているのであれば、ダルマ体型(=体長が短い)の要素は普通種体型の魅力を下げる要因となります。
体長の区分は普通種体型、ショート、半ダルマ、ダルマ体型など、6段階程度に区分されます(図参照)。ショートは普通種体型とダルマ体型が同時に生まれる系統に多く存在します。普通種体型を目的としているのであれば、ダルマ体型はもちろん、ショートも種親に選ばない方が良いでしょう。
ポイント
普通種体型の良し悪し
骨が曲がっていたり体つきが細いといったことは一見して分かるのですが、案外見落としがちになるのが「頭部のへこみ」と「ダルマ要素の有無」です。
頭部のへこみは出目などの頭蓋骨に変異のある品種にでやすい傾向があります。
ダルマ体型が産まれる系統には普通種体型より少し短いショートと呼ばれる体型が産まれます。
どちらも品評会の審査では減点の対象となりますので、綺麗な普通種体型を選ぶ際に気をつけましょう。
腹部の稜線の色に注目
親にするメダカを選ぶとき、どのメダカも体型が良く体色もほとんど同じレベルなことがあるかと思います。そんな場合の一つの指標として、腹部に注目してください。体色の良いメダカの特徴の一つに、「腹部の稜線に色がのる」ことが挙げられます。腹部に鮮やかな発色をしているメダカを選ぶことで、自然と鮮やかな体色を選ぶことに繋がります。
おわりに
いかがだったでしょうか。
普通種体型のポイントも抑えつつ、全体共通のポイントも抑えることでよりよい選別が可能になりますので、ぜひご確認ください。
共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。