改良メダカの特徴であるメラーについて説明します。
本ページは、日本メダカ協会公式ガイドライン 改良メダカ品種分類マニュアルを基に解説しています。
目次
由来・概要
2013年に大場幸雄氏が作出した,各ヒレが複数枚に分かれるメダカです。
鰭膜の成長が途中でとまり,複数枚に分かれるヒレを発現しています。
発見された当初は尾ビレのみにメラーが発現していましたが,累代することですべてのヒレにメラーの特徴がある個体を作出することに成功しました。軟条の成長が途中で止まる個体がいますが,通常のヒレの大きさまで伸長するのが優良な個体とされています。
特徴
鰭膜が欠如し,各ヒレが複数枚になる
形質補足
なし
類似した形質
メラーはヒレ長やスワローとよく似ています。
ヒレ長、スワロー、メラーの違い
サムライやチョキとの比較
サムライのページにまとめました。
他のヒレ変化との比較
メラーメダカ一覧
メラーの特徴を含むメダカ一覧は、こちらからご覧いただけます(本サイトの【タグ】にて検索できます)。
参考資料
2013年に「めだかの館」で突然現れたヒレ変化を持つメダカで,最初から複数の品種で現れた。
ヒレの軟条と軟条をつなぐ鰭膜の発達がところどころ止まり,ヒレの軟条だけが伸長する特徴がある。
(メダカ品種図鑑p161:(株)ピーシーズ,2018年3月刊)
日本メダカ協会公式ガイドライン 改良メダカ 品種分類マニュアル(第2版、2022年4月刊)
解説動画
改良メダカの44種類の特徴
体色の特徴
透明鱗(とうめいりん)の特徴
目の変化の特徴
虹色素胞(こうしきそほう)の特徴
柄(がら)の特徴
ヒレの変化の特徴
体型の特徴