改良メダカの特徴である黄金体色(おうごんたいしょく)について説明します。
本ページは、日本メダカ協会公式ガイドライン 改良メダカ品種分類マニュアルを基に解説しています。
由来・概要
2001年にめだかの館で作出された全身が黄金色をしたメダカです。
野生メダカ(茶メダカ)から薄黄金色の個体を発見し,累代繁殖させ固定化した品種です。黄金色がとても美しいメダカで,作出から時間の経過した現在も非常に人気があります。
体色の維持が難しく,薄くなれば茶色,濃くなると琥珀色となるため,累代繁殖するためには厳密な選別が必要です。
特徴
体色が黄金である。
形質補足
なし
補足についてはこちらの記事にまとめています。
類似した形質
黄金体色は黄体色とよく似ています。
黄体色と黄金体色の明確な違いは黒色素胞の有無です。
黄体色は黒色素胞がないため,黒水槽でも黒色が出ません。
黄金体色は,黄色素と黒色素がほどよく混ざることで黄金色を表現しているため,黒水槽では背地反応により黒色が発現します。
黄と黄金の違い
代表的な品種
安芸黄金(黄金)
品種名:黄金メダカ
ニックネーム:安芸黄金(あきおうごん)
秀吉(黄金ヒカリ)
品種名:黄金ヒカリメダカ
ニックネーム:秀吉(ひでよし)
黄金メダカ一覧
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参考資料
・2001年に「めだかの館」が作出した品種。体色には黄金色と薄黄金色の2タイプが存在する。黄色素胞と黒色素胞がほどよく混ざり合ったものが黄金と呼ばれている。
(メダカ品種図鑑p31:(株)ピーシーズ,2018年3月刊)
日本メダカ協会公式ガイドライン 改良メダカ 品種分類マニュアル(第2版、2022年4月刊)
解説動画
最後に
豪華な黄金体色にラメをのせた「黄金ラメメダカ」など、人気品種の基礎体色である黄金体色。累代選別は難しいですが、その分メダカの奥深さを楽しめる品種です。
改良メダカの44種類の特徴
体色の特徴
透明鱗(とうめいりん)の特徴
目の変化の特徴
虹色素胞(こうしきそほう)の特徴
柄(がら)の特徴
ヒレの変化の特徴
体型の特徴