改良メダカの特徴である黄体色(きたいしょく)について説明します。
本ページは、日本メダカ協会公式ガイドライン 改良メダカ品種分類マニュアルを基に解説しています。
由来・概要
改良メダカ品種として最も古くから親しまれてきた黄色のメダカ(ヒメダカと呼ばれたりする)です。野生型から黒色素胞が欠如したことで,黄色の体色を発現しています。
特徴
体色が黄色である
形質補足
なし
補足についてはこちらの記事にまとめています。
類似した形質
黄体色は、オレンジ体色や朱赤体色、琥珀体色と似ています。
黄,オレンジ,朱赤,琥珀体色の明確な判別基準はなく,また各形質の色合いが重複している部分があるため,最終的な判断は各愛好家に委ねられています。
しかし,各形質ともしっかりとした系統保持がされており、優良個体を見る目を養うことで各体色の判別が出来るようになります。
黄とオレンジと朱赤と琥珀の違い
黄、オレンジ、朱赤、琥珀体色のセルフィン、スモールアイ、ラメ、透明鱗ヒカリ体型の比較です。
それぞれの体色の特徴をなんとなくつかむことができますね。
黄メダカ一覧
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黄体色(単色)のメダカ一覧
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参考資料
・鱗に黄色素胞と白色素胞が含まれているが,黒色素が含まれていないため,黄色に見える。
(全訂増補版メダカ学全書 p153~168:岩松鷹司著,大学教育出版,2018年7月刊)
日本メダカ協会公式ガイドライン 改良メダカ 品種分類マニュアル(第2版、2022年4月刊)
解説動画
最後に
江戸時代より親しまれてきた緋目高(ヒメダカ)は、改良メダカ品種分類案では「黄メダカ」もしくは「オレンジメダカ」に分類されます。
黄、オレンジ、朱赤の違いは非常にあいまいですが、それぞれの優良系統を見ることで審美眼を養うことができます。
これらの体色にも注目して、メダカを楽しんでみてはいかがでしょうか?
改良メダカの44種類の特徴
体色の特徴
透明鱗(とうめいりん)の特徴
目の変化の特徴
虹色素胞(こうしきそほう)の特徴
柄(がら)の特徴
ヒレの変化の特徴
体型の特徴