改良メダカの特徴であるアルビノについて説明します。
本ページは、日本メダカ協会公式ガイドライン 改良メダカ品種分類マニュアルを基に解説しています。
由来・概要
メラニン合成が行われないため,目は血液の色が赤く透けて見えるメダカです。
体色は,白系,ピンク系,黄系,オレンジ系(朱赤系)のみに限定され,青系や茶系など黒色素胞の含む体色になることはありません。
特徴
目が赤く透けて見える。
形質補足
補足についてはこちらの記事にまとめています。
アルビノ(チェンジカラー)
微量のメラニン色素をもち,角度によって目の色が赤から黒へと変化する特徴のメダカです。ブドウ目とも呼ばれます。
類似した形質
ルビーアイ
微量のメラニン色素を持ち,赤黒い目をしているのですが,チェンジカラーのように角度によっての色の変化はありません。
アルビノメダカ一覧
アルビノの特徴を含むメダカ一覧は、こちらからご覧いただけます(本サイトの【タグ】にて検索できます)。
参考資料
・黒色素胞,黄色素胞を全く持たないもので,大きく分けて次の3つの型がある。
①眼は血液の色が透けて見えるため赤い,完全なアルビノ表現型
②眼の色が赤ワイン色を示す,疑似アルビノ表現型がある。
以上
(全訂増補版メダカ学全書p548~550:岩松鷹司著,大学教育出版,2018年7月刊)
この型は「ブドウ眼」や「ルビーアイ」とも呼ばれている。
③黒色素胞,黄色素胞に加え,虹色素胞や白色素胞を持たないため,体内の組織・器官が透けて見えるシースルー(透明)メダカと呼ばれている。
(全訂増補版メダカ学全p488~489:岩松鷹司著,大学教育出版,2018年7月刊)
以前のアルビノの体色は白基調であったが,最近では黄色や黄色みの強いものまで見られるようになった。
(メダカ百華vol.1,p50:(株)ピーシーズ,2018年12月刊)
日本メダカ協会公式ガイドライン 改良メダカ 品種分類マニュアル(第2版、2022年4月刊)
解説動画
改良メダカの44種類の特徴
体色の特徴
透明鱗(とうめいりん)の特徴
目の変化の特徴
虹色素胞(こうしきそほう)の特徴
柄(がら)の特徴
ヒレの変化の特徴
体型の特徴