改良メダカの特徴である全身体内光(ぜんしんたいないこう)について説明します。
本ページは、日本メダカ協会公式ガイドライン 改良メダカ品種分類マニュアルを基に解説しています。
由来・概要
体内のほぼ全域,またはまばらに光が発現するメダカです。
透明鱗性,半透明鱗性の個体に発現します。透明鱗性,半透明鱗性の独特な透明感の影響で,体内光より鮮やかな光を有しています。
光の発現する位置に決まりがなく,まばらに光る個体や,体一面に光を有する個体もいます。
光の色は1色とは言いがたいグラデーションカラーをしており,青色や緑色,オレンジ色など様々な色をしています。体内光と同じく,光の層が横向きの板状に発現しているため,上見からしか光を確認できません。
特徴
・体内の所々に,鮮やかな光がある。
・透明鱗性である。
形質補足
補足についてはこちらの記事にまとめています。
全身体内光(多色)
光の色が多色になる全身体内光です。全身体内光の多くは,光の色が多色になります。光の色は青色,緑色,オレンジ色など様々です。 |
類似した形質
全身体内光は、体内光や腹膜光とよく似ています。
詳しい違いは、体内光のページにまとめました。
全身体内光メダカ一覧
全身体内光の特徴を含むメダカ一覧は、こちらからご覧いただけます(本サイトの【タグ】にて検索できます)。
参考資料
通常,体内光はグアニン層の輝きは内臓より後ろ,体の後半部に見えるが,それが腹膜の上 や胸ビレ基部,エラブタ付近までグアニン層が分布する個体が見られるようになり,全身が光って見えることから,「全身体内光」と名付けられた。グアニン層の輝き方は満遍なく光るものから,鱗状に輝くなど,バリエーションがあり,色合いも黄色から薄いオレンジ色がかった ものまで見られる。
(メダカ品種図鑑p60~61:(株)ピーシーズ,2018年3月刊)
日本メダカ協会公式ガイドライン 改良メダカ 品種分類マニュアル(第2版、2022年4月刊)
解説動画
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