改良メダカの特徴であるマルコ(背ビレ無しとも呼ばれる)について説明します。
本ページは、日本メダカ協会公式ガイドライン 改良メダカ品種分類マニュアルを基に解説しています。
由来・概要
背ビレのないメダカです。
2011年に小暮武氏によって作出され,近年固定率も高くなってきました。
背ビレが無くなったことで,最も恩恵を受けた品種は体外光です。体外光の背中の光は,背ビレを境に途切れていましたが,体外光とマルコの形質を組み合わせることで途切れることのない一筋の光を発現する品種(流星)の作出に成功しました。
マルコの特徴を生かしたメダカ「流星」について
「流星(りゅうせい)」とは、背ビレのない青体色の幹之メダカです。
神奈川県の中里氏によって作出された品種で、背ビレ無しメダカと幹之メダカとの交配で作出されました。交配に使用した背ビレ無しメダカの体色が黄色だったため、作出に困難を極めたそうです。
背ビレが無いことで、体外光(幹之の背中にある光)が途切れることのない一筋の光となり、体外光の魅力をさらに高める結果となりました。中里氏はそれらを想定した上で交配を始めたそうで、一筋の光を流れ星の見立て、ニックネーム「流星」と名づけられたそうです。
特徴
背ビレがない
形質補足
なし
類似した形質
なし
他のヒレ変化との比較
マルコメダカ一覧
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参考資料
埼玉県の小暮武氏が発見,固定を進めた背ビレが欠如したメダカで,2011年に「赤色らんちゅうメダカ」として紹介された。
(メダカ品種図鑑p160 :(株)ピーシーズ,2018年3月刊)
日本メダカ協会公式ガイドライン 改良メダカ 品種分類マニュアル(第2版、2022年4月刊)
解説動画
改良メダカの44種類の特徴
体色の特徴
透明鱗(とうめいりん)の特徴
目の変化の特徴
虹色素胞(こうしきそほう)の特徴
柄(がら)の特徴
ヒレの変化の特徴
体型の特徴