改良メダカの特徴であるヒカリダルマ体型について説明します。
本ページは、日本メダカ協会公式ガイドライン 改良メダカ品種分類マニュアルを基に解説しています。
目次
由来・概要
ヒカリ体型とダルマ体型の両方の特徴を併せ持つ体型のメダカです。
ヒカリ体型の背ビレや尾ビレをしており,ダルマ体型の様に普通種体型の半分程度の体長しかありません。ヒカリダルマ体型は全体型の中でも特に評価が高く,型の良いヒカリダルマ体型は,体色に関係なく良質なメダカとして認定されています。
特徴
ヒカリ体型とダルマ体型の特徴が発現している。
形質補足
補足についてはこちらの記事にまとめています。
ヒカリダルマ(強光(きょうこう))
強光はヒカリダルマ体型の背中の光(体外光と異なる)が通常よりも強い個体です。 光が途切れることなく銀色の筋に見えます。 普通の光と強光を判別する基準はありませんが,光の強い個体を選抜交配することで,強光を作出することができます。 |
ヒカリダルマ(銀帯(ぎんおび))
銀帯はヒカリダルマ体型の背中の光が強くなり,体の横まで光が進行することで体を覆うような帯状の光を発現します。 透明鱗性の個体に多くみられるため透明鱗との関与が考えられます。 強光と同様に,光が強く体の横にまで光が進行している個体を選抜交配すれば銀帯を作出することができます。 |
類似した形質
なし
改良メダカの4大体型
ヒカリダルマメダカ一覧
ヒカリダルマの特徴を含むメダカ一覧は、こちらからご覧いただけます(本サイトの【タグ】にて検索できます)。
参考資料
ダルマメダカがヒカリ体型になったもので,各ヒレの大きさが強調される。
日本メダカ協会公式ガイドライン 改良メダカ 品種分類マニュアル(第2版、2022年4月刊)
解説動画
改良メダカの44種類の特徴
体色の特徴
透明鱗(とうめいりん)の特徴
目の変化の特徴
虹色素胞(こうしきそほう)の特徴
柄(がら)の特徴
ヒレの変化の特徴
体型の特徴