フロストはホワイトダイヤ由来の厚みのある輝く白体色と、ヒレのネットワーク模様にマリアージュ系統の青いヒレ光とロングフィンが特徴の品種です。
厚みのある白体色と白いヒレに青い光が入る特徴から英語で氷結の意味があるfrost(フロスト)から名付けました。

ホワイトダイヤとエメキンの交配から作出しました。
フロスト作出の交配では白色素胞とヒレに入るグアニンの両立させるためにかけ戻しなどで調整しました。少し複雑なので下記にまとめて紹介します。①ホワイトダイヤ×エメキンの交配開始
②(ホワイトダイヤ×エメキンF1)×ホワイトダイヤでかけ戻し交配
③F4まで累代を進めて再度エメキンを交配
((ホワイトダイヤ×エメキンF1)×ホワイトダイヤのF4)×エメキン
④3世代累代を進めてフロスト作出

フロストは厚みのある真っ白な体色とヒレに青いロングフィンが輝く魅力を持っています。
ホワイトダイヤ由来の白体色は普通の白体色とは違う厚みと輝きがあります。
ヒレに入る白い模様と青い光のコントラストがとても美しいです。フロストの特徴は全身に白色素胞の発現した分厚い白体色、ヒレに入る白いネットワーク模様、ヒレ光が入りオスはロングフィンの特徴が発現します。
体色ヒレともにの遺伝率は高く、固定率は約80%です。これからさらに分厚い白体色、真っ白なヒレ、ロングフィンの伸長など様々な特徴を進化できる楽しみがあります。
またこれからホワイトダイヤなどに発現する独特の白色素胞が改良の幅を広げる可能性があり、他品種との交配にも活躍できます。