鱗光

鱗光とは

鱗光は2019年に愛媛県の垂水政治氏が作出した品種です。
体外光(幹之メダカ)から派生した品種の一つで、鱗一枚一枚が際立つような光り方をする、独特な表現を持つ体外光系の一品種となっています。
鱗光の特徴は体外光の光り方だけではなく、ヒレの光(以下、ヒレ光)が強いこと、ロングフィンが産まれる可能性があることなどが挙げられます。

交配経緯、鱗血統とは

鱗光は、黄桜(黄白半透明鱗ラメ)と夢ラメ一周光(青ラメ体外光ヒカリの強ヒレ光)を交配したメダカに、アルビノヒカリ体型を交配して作出されました。
また、鱗光から作出される網目状の体外光が発現する派生品種のことを「鱗血統」と呼ばれており、ブロンズ、王妃、グリーン、エメラルドフィンなどの品種が存在します。
マリアージュロングフィンも鱗光ロングフィンとモルフォの交配から作出されました。

鱗にこだわった体外光

鱗光は2019年に発表された品種です。
2020年から累代を重ねて、淵のはっきりした鱗状の体外光、ヒレ光、黄色素にこだわって選別してきました。
系統管理者が鱗光の鱗に惚れ込み、3年間累代を重ねることで磨き上げられた鱗光系統になっております。
「はっきりとした鱗模様」を重視して系統作りに取り組んできた結果、上見での鱗光はもちろん横見でも鱗状の体外光を鑑賞できます。
はっきりと鱗光が発現することで頭部と体の鱗の形状が違うことも確認できます。

選別のポイント

選別の基準として黄色素とヒレ光も重要であり、青単色の個体ではなく頭部とヒレに黄色素が入ることで鱗光らしい体色が表現されています。
またヒレ光が強いことで背ビレ、尻ビレ、尾ビレはもちろん胸ビレが光る個体も生まれています。
飼育環境次第でオス個体はロングフィンになります。
固定率も高く、スーパー光以上の体外光が90%以上、黄青体色も70%を超えています。
鱗光表現が固まっている系統であるため、他品種に鱗光を遺伝させる交配相手としても活躍できる系統です。

鱗光 2ペア

上記に掲載している写真の鱗光を種親にして生まれた子供です。系統管理者のこだわった基準で累代している系統となります。

オス2匹・メス2匹

8000

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