全身体内光(ぜんしんたいないこう)とは 改良メダカWEB図鑑No.0124

メダカの品種

本記事では、改良メダカの全身体内光(ぜんしんたいないこう)について解説します。

概要


体全域に体内光の形質を持つメダカです。

全身体内光は次の記事にまとめました。

品種名・通称

品種名 品種名 青全身体内光メダカ
形質補足
共通補足
通称 全身体内光(ぜんしんたいないこう)
様々な呼び名 百式(ひゃくしき)

作出情報

作出年 2016年
作出者

メダカナンバー(管理番号)

種類No. 品種No. 固定品種No.
0124 0113 0142

固定率

説明

2016年に作出。体内のほぼ全域、またはまばらに光が発現する特徴のメダカです。

透明鱗性、半透明鱗性の個体に発現します。透明鱗性、半透明鱗性の透明感の影響で体内光より鮮やかな光にみえます。

光の色はグラデーションになり、青色や緑色、オレンジ色など様々な色をしています。体内光と同じく光の層が横向きの板状に発現しているため 上見からしか光を確認できません。

通常,体内光はグアニン層の輝きは内臓より後ろ,体の後半部に見えるが,それが腹膜の上 や胸ビレ基部,エラブタ付近までグアニン層が分布する個体が見られるようになり,全身が光って見えることから,「全身体内光」と名付けられた。グアニン層の輝き方は満遍なく光るものから,鱗状に輝くなど,バリエーションがあり,色合いも黄色から薄いオレンジ色がかった ものまで見られる。

(メダカ品種図鑑p60~61:(株)ピーシーズ,2018年3月刊)

作出の経緯

 

飼育のポイント

基本的な飼育方法とよくある質問はこちらの記事にまとめています。

 

全メダカ共通の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。

普通種の選別ポイントはこちらの記事にまとめています。

類似するメダカ

彩光(さいこう)

体内光メダカです。全身体内光とは、光が発現している位置が異なります。

北斗(ほくと)

腹膜光メダカです。全身体内光とは、光が発現している位置が異なります。

体内光と腹膜光と全身体内光

それぞれ、光が発現する位置が異なります。

体内光(光の発現する位置は背ビレ付近)

腹膜光(光の発現する位置は腹膜付近)

全身体内光

ギャラリー

写真

参考資料

書籍

2021年度版「100年メダカ ~改良メダカ大図鑑~ vol.18」

メダカ品種図鑑:(株)ピーシーズ,2018年3月刊

その他資料